【文スト】参謀とは。2

飲み会とは。 ページ15

『っだーもうウザい！キモい！クサい！』


机にグラスを叩きつける。
中の氷がぶつかり合って派手な音を立てた。

マスターが新しいのを注いでくれる。

ちなみにノンアルコール梅酒。


「ストレス溜まってるね〜」


梶井がレモンスカッシュを飲みながらそう言う。
そして机に何十本もの煙草のタワーを建造中である。


私は梅酒を飲み、隣にいる男性の肩にぐりぐりと頭を押し付ける。


『何で広津さんが幹部じゃないのさー。今からでもいいから彼奴と変わってよ〜』

「私はあそこが気に入っている。例え幹部の誘いが来たとしても断る」

『イケメンか』


夜、私達はバーに来ていた。


会議が終わった後、広津さんに会って久々に食べに行こうかと誘ってくれたのだ。
それを偶然近くを通りかかった梶井が「僕も行きたい」と言い、そして


「あンの青鯖野郎！いつか死なす！！」

「飲みすぎないでくれ給えよ」


中也も参加したことにより、バーになった。

広津さん達がよく行く店らしく、店員さんとも顔見知り。
マスターは私にサンドイッチを作ってくださった。我儘を言えばおにぎりがよかったが、美味しいので言わない。


「Aちゃんモテモテだねぇ」

『あんな奴にモテたって嬉しくない』

「苦労しているな、君も」


そこから色んな話をした。
仕事の事とか、世間の事のとか...のんびりした時間は久々だったので、結構盛り上がった。


そして、今の私達にとって物凄く重大な事について話している。


「首領がロリコンって中々ないよ」

『まずありえないって』

「治るのかな、あれ」

「無理だろう...恐らく」

「実験してみたい！」

『ロリコンじゃない首領......違和感ヤバい』

「だな」

「やっぱやめよ」


議題、首領のロリコンは治るのか。


結論、無理。

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