鶴が三十四羽 ページ39
昨夜は私の復活祝い、という建前で宴会しようぜーっと騒ぐ大人組にどっぷりと飲まされた。
オレンジジュースをな。一応未成年なんで。Aﾁｬﾝｴﾗｰｲ
夜中までの宴会に付き合わされた。こっちは病み上がりだというのにほんと容赦ないわ。
｢鶴丸、この卵焼きは甘くてなかなか美味かったぞ。｣
｢つるまる！このさらだはぼくが作ったんですよ！たべてみてください！｣
｢鶴丸の旦那、これプリンって言うらしいぜ。美味いから食べてみろよ｣
まあ、ここまでならまだ分かる。
薬研ー？お前今それに何かけた？え、一味唐辛子？七味唐辛子より辛くてうまいぞ！ってお前辛くすれば何でも美味しいと思ってない？！
｢ちょっと待て、一気に全部は、ぐほぉっ｣
口いっぱいに詰め込まれた食べ物達を涙目になりながら必死に噛んで喉に通す。
苦くて甘くて辛いので口の中がパラダイス。最早何がなんだか分からないし正直言って不味いんだけど、不味いんだけど……!!!
｢｢｢美味いか？/おいしいですか？｣｣｣
とかキラキラ笑顔で言われたら頷くしかないよね！！！(´；ω；｀)
｢おはよー｣
｢おはようございます。｣
廊下で偶然出会ったのは一期と頭がカラフルな愉快な弟達。起き抜けだからかまだ目が覚めきっていないようだ。
｢昨日はどうでしたか？かなり遅くまで騒いでいた様ですから。｣
｢もちろん楽しかったぞ。俺のために皆が宴を開いてくれたのは驚きだったが最高だった！｣
それはよかった。とにこにこしている。しかし次の瞬間その微笑みは消え真剣な表情になった。
｢鶴丸殿今回は本当にありがとうございました。あの、それと、怪我をさせて、むぐっ！？｣
一期の口をぐにっと塞ぐ。彼は眉尻を下げた顔のままなんで、と目で訴える。
｢ごめんなさいは要らない。一期、俺は誇りに思ってるんだ。君を助けられたこと。｣
一期は抗うことなく静かに聞いている。もう離してもいいか。
｢怪我したのは俺が弱かったからだ。あの時、俺が飛び込まなきゃ君がいなくなっていた可能性もあったんだ。そう思うと心底ぞっとする！だから気にしないでくれ。｣
ニヤッと笑うと一期も笑いその顔は憑き物が落ちたように晴れやかだった。
弟達は雰囲気を察したのか静かにその場を離れて行った。
｢ほら早く飯にしよう。もう腹が減って死にそうなんだ。｣
｢そうですな。実は私もです。｣
２人分の腹の虫が鳴き始めて盛大に笑い転げた。
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まな(プロフ) - そうです(笑)私が┌(┌＾o＾)┐も好きなのでそう見えるかも知れませんね(笑)┌(＾o＾≡＾o＾)┐ (2016年11月28日 20時) (
レス) id: 44d219897e (このIDを非表示/違反報告)
綾 - 凄く面白いです！夢主ちゃん見た目男だからBのLっぽいけど女の子だよね？ (2016年11月26日 20時) (レス) id: bce7b82e52 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - いや、紙だなんてそんな(照) (2016年11月6日 23時) (レス) id: 42494cb595 (このIDを非表示/違反報告)
篝 - まなさん» いや、神は貴女だ。 (2016年11月4日 21時) (レス) id: 892b25096f (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 皆様ありがとうございます!!!こんな駄作を面白いと……( ﾟдﾟ)ﾊｯ貴方が神か!!!これからもご愛読のほどよろしくお願いします！ (2016年10月19日 18時) (レス) id: 42494cb595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピエロ | 作成日時：2016年8月23日 2時
