プロローグ ページ1
変わらない日常。
朝早くから学校へ行き友達と少しばかりいたずらをして担任を困らせれば学年主任が飛んできて怒られる。
学校が終われば部活という名のだべりの会に参加して帰宅する。
今でも覚えている。
その日は雪が降っていた。窓から覗く闇に舞う白と黒のコントラストはとても綺麗で、まるでそれに誘われるかのように私は外へ出た。
しばらく歩き何も無い原っぱに出る。春には草花の咲く美しい野原も流石にこの寒さには勝てなかったのか萎れてしまっている。その上に、まるで全てを覆い隠すように白い粉雪が降り積もっていた。
銀世界、なんてご大層なものでは無いけれど一面白しか無いこの光景を一言で表すのならそれが一番いいのかもしれない。
被さった下にあるそれは今どんな気持ちなのだろうか。
なんて、考える私は相当頭がやられている。
この足跡もない真っ白な野原に自分がいたという跡を残したくて慎重に大の字で寝転がる。しかし、いくら厚着をしていても雪は手先を冷やし体の熱を奪う。
そのうち今までの寝不足が祟ったのかまぶたが重く閉じていく。
ダメだって、ここ外だよ。なんて自分自身を説得しようと試みても身体は寝る用意が出来てしまっていてもう身体が動かない。諦めたように目を瞑れば誰かが私をのぞき込む気配を感じた。
最後の力で薄く目を開け見えたのは金色の瞳とまるで雪の化身の様な真っ白な男。普通なら此処で悲鳴をあげないといけないのにどうしてかこの人を知っている気がした。
｢俺はしばらく休ませてもらう。なに、君なら大丈夫だ。あとはよろしく頼む。｣
それだけ言うと踵を返し視界の端に消えていく。伸ばそうとした手も地面に縛り付けられたかのように動かない
待って、どういうこと？置いて行かないでよ。言いたい事は喉まできているのに詰まって言葉にならない。
そして今度こそ目を閉じた。
日常なんてきっかけさえあればいとも簡単に壊れてしまう。頭ではわかっていたはずなのに。
結局私は何も変わってない。
ーーーーーーー
香る駄作臭……
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まな(プロフ) - そうです(笑)私が┌(┌＾o＾)┐も好きなのでそう見えるかも知れませんね(笑)┌(＾o＾≡＾o＾)┐ (2016年11月28日 20時) (
レス) id: 44d219897e (このIDを非表示/違反報告)
綾 - 凄く面白いです！夢主ちゃん見た目男だからBのLっぽいけど女の子だよね？ (2016年11月26日 20時) (レス) id: bce7b82e52 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - いや、紙だなんてそんな(照) (2016年11月6日 23時) (レス) id: 42494cb595 (このIDを非表示/違反報告)
篝 - まなさん» いや、神は貴女だ。 (2016年11月4日 21時) (レス) id: 892b25096f (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 皆様ありがとうございます!!!こんな駄作を面白いと……( ﾟдﾟ)ﾊｯ貴方が神か!!!これからもご愛読のほどよろしくお願いします！ (2016年10月19日 18時) (レス) id: 42494cb595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピエロ | 作成日時：2016年8月23日 2時
