【イナオリ】Pipopipipi!! (ページ2)

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自己紹介。ページ2

～～ジコショウカイ～～

「そういえば、自己紹介してなかった…ええと、俺は普通の中学校からきた、」

一「ちょ、ちょっと。」

極度に緊張しているからだろうか、早速可笑しな自己紹介になっている。

「あ、えっと、地方の学校から…なんだけど、具体的には言えないんだ。ご、ごめんね。」

一「あ、いいですよ。兎に角、落ち着いて喋ってください(汗」

すう、と一回深呼吸をし、PCの顔も真面目な顔になる。

「地方の学校出身で、中２です。好きなものは辛いもので、後はサッカーを一年近くやっていて、でも、一星君みたいに凄くは無いけどね…」

自分のことを語る度に、コロコロとPC画面の表情も変わるので、一星はじーっと見ていた。
すると、その視線に気付き、PCの表情は緊張した顔になる。

「えと、そんなにじっと見られても…あの、恥ずかしいというか…」

一「あっ、ご、ごめんなさい…」

「ううん、あと、訛りが時々出るかもしれないかな？無意識だからわからないけど…」

自己紹介が進むなか、一星はあることがひっかかっていた。

一「…あの、名前は…」

「ｱｯ、忘れてた…俺は、桜内A！先に言えば良かったね…」

漸く名乗ったAに、一星はふうと息を吐く。
それは、これからの安心と不安が入り混ざったものだった。