あの時と金木犀 (ページ6)

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作者よりページ6

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最後まですれ違ってしまうふたり、

お互いが想いをぶつけ合えばどうにかなったかもしれない。

でもやっぱりそれが運命なふたりを書いてみました。

大人になって大事なものが増えると、

踏み出しちゃいけないことってありますよね。

それが大事だからこそ。

大人になってのタイミングってほんとに奇跡だし、

人と人との繋がりは偶然ではないと思います。

彼女は違う相手と結婚することになり、

哲人といた日々を改めて振り返り、戻りたいと願う。

素直になれないが故、あの頃と変わらず哲人に委ねようとする。

哲人は彼女が求めていることに答えられない。

大人になったからだ。

彼女がそれに気付いたのはお互いがもう会わないと決めたあと。

哲人は結ばれないのが自分達だと受け入れ、

次に愛せる人が出来るまでずっと想っている。

でも結局彼女以上は現われず、

いつまでも想い続ける。

大人になりすぎた哲人と

引き返せないところまで来ないと分からなかった彼女です。

最後まで煮え切らないふたり、

そりゃすれ違うわなってわけです。

こういう悲しい役、

てっぱちくん似合うな〜と思って書いてみました(笑)

やっぱり素直になるって大切ですよね。

変な終わり方ですが、

こういう恋愛、いっぱいあるんだろうなぁと思います。

〜金木犀の花言葉･真実の愛〜

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