＊こんな夜もたまには ページ10
渡「A、A」
「ん？なあに？」
渡「今日さ、ウチに泊まりにくる？」
「行かないけどどしたの？」
渡「ッ！？」
「え、なんの顔？」
渡「え、マジで言ってる？」
「マジで言ってるけど...。
え、ホントどうしたの？」
渡「じゃ、じゃあAのとこ行ってもいい？」
「俺、今日帰らないけど」
渡「ッ！？」
「んはは！マジでなんの顔なの！」
ラ「どうしたの？2人とも」
「翔太が変顔して笑わせてくる」
渡「おい、誰が変顔してんだよ」
「お前だよ」
渡「失礼だよね」
そもそも変顔してるんじゃなくて
ビックリしただけだわ。
なんとなく寂しいからお前と一緒に
いてやるかって思っただけだし。別に。
渡「、お前なんで今日家帰んないの？」
「ん？お仕事の関係で今日は
ホテル泊まりなの」
渡「...ふーん」
ラ「地方ロケ？」
「ん？いや、都内だよ？
撮影のスケジュールの関係で泊まり込みなの」
ラ「そっかあ。大変だねえ」
仕事だからね。こればっかりは
仕方ないけどね。別に。
ラウが一足先に「お疲れ様〜」なんて
楽屋出ていくし俺も帰って
早く寝よう。なんて心に決めて
楽屋を出ようとしたら腕を掴まれた
渡「わッ！ビックリした、
どした？」
「...よし。翔太も一緒にホテル泊まろ」
渡「は、？いや、俺なんも準備してないし」
「地方行く時でさえミニマリストくんが
よくいうよ。別にこの時間よ？
寝るだけだしホテルのルームウェア着ればいいじゃん」
渡「いや。それはそうだけど」
「ラウいるのに俺のこと茅ヶ崎じゃなくて
A呼びしてたよ？
寂しくなっちゃったんでしょ？」
渡「ッ！」
呼び方だけで俺の気持ち気づくとか
お前エスパーなの？
いつも鈍感くんな癖にこういうとこだけ
鋭いなんてズルい
「俺も最近、翔太と一緒に居なくて
寂しいから一緒にホテル泊まってくれる？」
渡「そ、そこまでいうなら仕方ないな。うん。
お前が寂しいなら一緒にいてやってもいいよ？」
「んふふ。ありがと翔太」
渡「、あのさ。お前忙しいから
髪の毛乾かしてあげてもいいよ？」
「えー。ホント？
今日の翔太はいつも以上に優しいねぇ」
渡「ふふん。俺の方が１日
お兄ちゃんだからな」
そういったら「確かにそうだ！」なんて
可愛い顔するもんだから
仕方ないから今日は肩揉みもサービスして
あげようかな。
お礼は頭ポンポンでいいけど？
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作者名：ちーたろ
| 作成日時：2023年4月9日 20時
