２０．一人に… ページ23
“オレはもう、君に口づけできない”
ジョットの言ったこの言葉が、頭の中をぐるぐるとまわる
聞き間違いじゃない……
どうして…？
なんでなの…？？
ｾﾂﾅ「どう…し…て……？」
ｼﾞｮｯﾄ「みんながシモン達を救出に言ってる間、オレはＤの部屋に忍び込んだんだ」
ジョットが悲しそうな表情をする
ｼﾞｮｯﾄ「その部屋には、人魚にまつわる古書がたくさんあったんだ」
Ｄが人魚について調べてた……？
ｼﾞｮｯﾄ「Ｄは……人魚の生き血を狙っている」
ｾﾂﾅ「人魚の生き血……？私の…生き血……？」ｿﾞｸｯ
背過ぎが凍るような気がした
どうして……Ｄが…？
ｼﾞｮｯﾄ「Ｄは、人魚の生き血が“不老不死の薬”になると思ってる」
ｾﾂﾅ「そ、そんなの……血を飲んだだけでなるわけ……っ」
ｼﾞｮｯﾄ「当たり前だ。だけど、Ｄは本気なんだ！」
震える私の肩を、ジョットが掴んだ
力が強くて少しだけ痛い……
ジョットまで、泣きそうな苦しそうな顔をする
ｼﾞｮｯﾄ「だから……逃げてくれ。逃げてくれ、セツナ」
ｾﾂﾅ「……よ」
そんなの…
ｾﾂﾅ「嫌だよ…！みんなと別れるのは嫌だよぉ……！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
ｼﾞｮｯﾄ「セツナ…っ、お願いだ！」
ｾﾂﾅ「嫌っ、嫌だよぉ！」
私はジョットにしがみつき、泣きじゃくった
ｾﾂﾅ「もう……一人は嫌なの！！」
一人になるくらいなら
一人になるくらいなら……っ！！
「ジョット」
その時、ジョットを呼ぶ声がした
ｼﾞｮｯﾄ「アラウディ……」
ｱﾗｳﾃﾞｨ「そろそろＤが帰ってくる」
ｼﾞｮｯﾄ「……そうか。アラウディ、後を頼む」
ｱﾗｳﾃﾞｨ「ﾊｧ……今日だけだよ」
ジョットが私から離れていく
どんどん遠くなっていく
ｾﾂﾅ「……や、…嫌だよ。行かないで！ジョット！！」
一人にしないで……っ
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レナ(プロフ) - はい！ (2015年3月18日 0時) (
レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
ロギ(プロフ) - レナさん» ふぁぼ機能があればいいのに…。週末にはまた更新します(b･ω･)b (2015年3月17日 23時) (レス) id: 094c99e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 泣けます (2015年3月17日 23時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
ロギ(プロフ) - レナさん» ありがとうございますっ(●´_ _)ﾍﾟｺ そう言ってもらえると、すっごく励みになります!! (2015年3月17日 23時) (レス) id: 094c99e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
ロギ(プロフ) - 実さん» おおぉ…!! ありがとうございますっ(*`∀´*) ちゃんと伝わっていて嬉しいデス!! (2015年3月17日 23時) (レス) id: 094c99e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロギ | 作成日時：2014年9月7日 17時
