１３．足 ページ16
ｾﾂﾅ「人間の足だ……っ！ジョット！人間の足だよ！！」
セツナがすごく嬉しそうに言う
だけどオレは、セツナを直視できないでいた
元々セツナは、胸元を隠すような服に人魚の足だった
だが、人魚の足がなくなった今、下は……///
直視できない……っ
ｾﾂﾅ「ｸｼｭｯ」
小さなくしゃみが聞こえた
そうだ
だいぶ暖かくなった季節だけど、今は早朝
海はすごく冷たいんだった
ｼﾞｮｯﾄ「〜〜〜っ/// ごめん！」
ｾﾂﾅ「え？……きゃっ？！」
オレはまずセツナに誤って、セツナを抱きかかえた
お姫様抱っこして、セツナを見ないようにして……岸に上がった
セツナを岩の所に座らせ、最初、セツナを追ったときに落としたカーディガンを拾った
寝間着の羽織りとして来ていたものだから、ガウン並に長い
それを、セツナに着させた
ｾﾂﾅ「……温かい」
ｼﾞｮｯﾄ「オレの家に行こう」
祖父母は心優しい人だ
セツナが一緒に住むことになったら、喜んでくれると思う
“孫娘が出来たみたいだ”とか言ってね
町の人達も優しい人ばかりだ
時々無法者達が来るけど、セツナくらい守れる
Ｇには本当のことを話しても大丈夫だろ
ｼﾞｮｯﾄ「立てる？」
オレはセツナに手を差し出した
ｾﾂﾅ「うん、ありがとう」
セツナはオレの手を握り返し、立ち上がった
そして、一歩踏み出した時……
ﾄﾞｻｯ
座り込んでしまった
ｾﾂﾅ「な、なに…？どうして……？」
オレはセツナを支えながら、立ち上がらせた
そしてまた、踏み出した時
ﾄﾞｻｯ
すぐに倒れてしまう
ｾﾂﾅ「私…歩けないの……？」
ｼﾞｮｯﾄ「セツナが人魚だったからか？」
ｾﾂﾅ「そうかもしれない……。ごめんなさい、ジョット。私を連れて行くと邪魔になるよ…」
セツナがまた泣きそうになった
オレはセツナの頭に手を乗せ、優しくなでる
ｼﾞｮｯﾄ「言っただろ？“これからはオレがセツナの側にいる”って」
ｾﾂﾅ「でも……っ」
オレはセツナを姫抱きした
ｼﾞｮｯﾄ「セツナくらい抱えられるよ。だから……笑って？」
ｾﾂﾅ「うん……っ、ありがとう…」ﾆｺｯ
セツナの涙をぬぐって、オレは歩き出した
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レナ(プロフ) - はい！ (2015年3月18日 0時) (
レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
ロギ(プロフ) - レナさん» ふぁぼ機能があればいいのに…。週末にはまた更新します(b･ω･)b (2015年3月17日 23時) (レス) id: 094c99e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 泣けます (2015年3月17日 23時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
ロギ(プロフ) - レナさん» ありがとうございますっ(●´_ _)ﾍﾟｺ そう言ってもらえると、すっごく励みになります!! (2015年3月17日 23時) (レス) id: 094c99e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
ロギ(プロフ) - 実さん» おおぉ…!! ありがとうございますっ(*`∀´*) ちゃんと伝わっていて嬉しいデス!! (2015年3月17日 23時) (レス) id: 094c99e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロギ | 作成日時：2014年9月7日 17時
