音柱は継子依存症

師範、どうしましょう。 ページ29

『しーはーんー。


いい加減離してくださいー。

私、善逸くんと遊びに行くんですよー』

宇「尚更イヤだね」




A家出事件から

1週間ちょっと経ちます。


師範は反省しているのか

していないのか。



片時も離してくれません。





あ、さすがに

厠とかお風呂は扉の前で待っていますよっ。




『あー……。


もう集合の時間過ぎちゃってる…。

大遅刻ね、これ。




くるみー、善逸くんに

遅刻します、と伝えて！』

く「承知シタア！カアアアア！！」








困った師範だ…。


家からも出さないつもりですか。




『師範、一緒に行きましょう？』

宇「派手に2人っきりがいい」







師範はガキですか……。


善逸くんには土下座しないと…。




師範の方が体重あるし、

力も強い。


たかが継子の私が

逃れられるわけがない。








『どうしよ………』







溜息をついた途端。


外から


ドタドタと


雷を思わせる音が近づいてきた。







善「お邪魔します！！


Aさん！

大丈夫ですか！！？」


『善逸くん、申し訳ないけど、

今日は…』

善「いやああああああああ！！！


俺、絶対、今日！！

デート行きたいいいいいい！！」

宇「Aは絶対、行かせねえからああああああ！！」






赤ちゃんが2人います。

面倒見れません。



『3人！

3人でいきましょう！！


師範、今度天丼に連れてってくださいね！


善逸くんも、任務が一緒になるかもだし！』


「「はぁ〜〜〜い」」









…てことで、


一件落着、




しませんでした。





今、道を歩いているけど、

師範と善逸くんが

私を挟んでいがみ合い。





善「アンタは嫁いるからいいでしょ！？！？


俺なんか恋人すらいねえから！！

まずモテないから！！

なめんなよ！！！！！」←


宇「なんとでも言えよ！！


ド派手にコイツは

近いうちに嫁になるからな！！」


善「はああああああん？？？


根拠あるんですか〜〜〜？？」


宇「一緒に風呂入った。


あ、もちろんはだk…」


『しっはあああああああんんんんん？？？』




それ普通言いますか！



恥ずかしい………。///






善「ふ、風呂って、風呂ってぇ……！！




た、炭治郎ーーーーー！！

変態がいるよおおおお！！！！」


宇「んな！


ちょっと待ちやがれ！！

誰が変態だ！」

『間違ってはないです』

宇「」

継子、離れろ。→←師範、…。

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