音柱は継子依存症

お二人共、教えてください。 ページ39

今日は1人で蝶屋敷に来た。


胡蝶様、甘露寺様の

お二人に相談があったからだ。





し「それで、Aさん？

本日はどうされました？


あ、宇髄さんの依存症を

止めるお薬ならありませんからね！」






相談とは、

もちろん師範のことで。





『実は最近、

師範を見てると鼓動が早くなって、

体温が高くなるんです。

でも、だるいとかは無くて…。


私、病気でしょうかーーー！！？』




まだ死にたくない！





せめて、

せめて、


憎っくき鬼舞辻無惨の体に

刃で切り込みを入れて

死にたいです！！！




……てあれ？？





なんで胡蝶様と甘露寺様は

クスクス、プルプルしてらっしゃるの？


笑ってる？？


え？





笑われてる？？？



病気かもしれないのに？？？？？







え？？？←





甘「…あ！！

違うのよAちゃん！！？


ただ、あんまりにも

鈍感なものだから！



そんなとこも可愛いけれど！♡」



し「Aさん…、

いくつか質問をします。


答えてくださいね？」

『はい』





鈍感……？


そんなに重症なの私…？


質問って……、

やっぱり病気なのかな。





し「Aさん。


貴方の中で、1番、

大切に思う人はどなたですか？」



え。


病気と関係あるんですか、それ…。


うーん。

誰かな。


やっぱり、師範だよね。

ここまで私を育ててくれたし。


『師範です』


し「では、宇髄さんが危険に

晒された場合、助けたい、守りたい、

と思いますか？」

『そりゃもちろんです』


し「宇髄さんとずっと一緒にいられたら

嬉しいですか？」

『常になので慣れましたが…。

なんだかんだで

一緒にいて楽しいので嬉しいです』


し「では逆に…。



宇髄さんが、


貴方と二度と一緒にいたくない、


と言ったら、どうしますか？」



喉がヒュッと鳴った。


想像しただけで、

顔が青ざめる。


『落ち込みます…。

腹を切ります』←




過保護なの、

嫌なはずなのになぁ。


そう言われたとしたら、

結構、嫌だ。落ち込む。病む。





すると今度は

お二人が顔を赤く染め始めた。


なんかきゃっきゃ言ってる。




そんなに

私の病気が嬉しいですか……。←





甘「それはね！


恋よ！！///」

し「あ、言っちゃいました！！」

甘「だってぇ〜〜〜！！///


遂に動き出したのね！

2人の恋の歯車！！

キュンキュンだわ！///」






『恋………』




師範に……？


私が…？






恋……？？？

師範、風邪ですね。→←師範、なんですか？え、えぇ？

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