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no side
「 はぁ⋯⋯！？調査兵団にするって？」
ある日、壁上で固定砲の設備にあたっているAたちがいた。
「 コニー⋯おまえ8番だろ！？前は憲兵団に入るって⋯ 」
「 憲兵団がいいに決まってるだろ⋯けどよ⋯⋯ 」
「 おまえの昨日の演説が効いたんだよ 」
憲兵団に入るという意思から調査兵団に変わったコニーに驚きの声を漏らすエレン。きっと昨日のエレンの熱い演説を聞いて、意思が変わった者はコニー以外にもたくさんいるはず。
今のとこ上位10名のうち、半分が調査兵団を希望してる。そんなこと今までにあったのだろうか。
それともただ単に今年の訓練兵は変人ばかりなのか。
「 あのー、みなさん⋯ 」
いつのまにかどこかに行っていたサシャが戻ってくると、ジャケットの中から肉を取り出した。
「 サシャ⋯おまえ独房にぶち込まれたいのか⋯⋯？」
「 おまえ、本当にバカなんだな 」
「 バカって怖ぇ⋯⋯ 」
みんながサシャの行動に呆れる通り越して引いてる中、いつもの調子で「後でみなさんで分けましょう」だなんて嬉しそうに言うサシャ。
『 やるじゃんサシャ。私も食べるから独り占め無しね？』
「 A⋯！もちろんです！」
「 ⋯⋯俺も、その肉食う！」
「 わ、私も食べるから！取っといてよ⋯！」
みんな欲には勝てず、結局食べるという選択肢をした後自分の持ち場に戻っていく。
風がエレンの頬を撫でた。───次の瞬間。なんの前触れもなく、エレンたちの目の前にあの人同じ超大型巨人が姿を現した。
「 熱ッ⋯⋯！？」
「 うわああぁあぁぁぁ 」
「 みんな！！」
超大型巨人から放たれる熱風でエレンたちは吹き飛ばされ壁から転落した。
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作者名：ぴの
| 作成日時：2023年11月12日 20時
