もう2人の兄と担当医 ページ6
夢主side
ガラガラガラッ
病室のドアが開く。
??、??「A!!」
と、私の名前を呼びながらベッドの方へ向かってくるオッドアイの大きい人。
一郎さんに似てるな。
あ、もしかして、この人達二郎さんと三郎さんかな…?
『あの、貴方達は私の兄ですか…?』
??「!!ああ、俺はお前の兄の二郎だ。そして、」
??「僕が三郎。」
三郎「記憶がなくなっていることは一兄から聞いたよ。」
『そうなんですか?』
二郎「ああ。一兄に電話で教えてもらった。」
『ええと、二郎さん、三郎さん。私のことをもっと詳しく教えてもらえますか?一郎さんからは妹としか伝えられてないので。』
二郎「おう!」
三郎「自分の名前は知ってるよね?」
『はい。山田Aですよね?』
三郎「うん。それで、年齢は13歳。学校は僕と同じ学校で、中学1年生。好きな食べ物は、クッキーだよ。」
『クッキー?』
三郎「そう。なんでかは僕達も知らない。」
『そうなんだ。』
二郎「ところでさ、Aはヒプノシスマイクとか知ってるの?」
『ひぷの、?マイク?何ですか?それ』
二郎「じゃあ、俺が説明するよ。」
そう言って二郎さんはマイクを取り出した。
二郎「今はH歴。地名が撤廃されて、女だけが住む中王区とそれ以外でわけられてるんだ。ここはシンジュクディビジョン。」
三郎「それで、このマイクは男の人達に配られるマイクで、これでラップをすると、相手の精神に干渉できてダメージを与えられる。これで僕達は領土をかけてラップバトルをするんだ。」
二郎「三郎!話かぶせてくんなよ!」
三郎「お前が細かく説明できないから僕が説明してやったんだ。ありがたいと思え。」
二郎「なんだと!?」
『あ、あの!け、喧嘩はよしませんか。ここ、病院なので…』
ガラガラガラッ
一郎「Aの言うとおりだ。ここは病院だし周りの人に迷惑が掛かるだろ?」
??「そうだね。楽しいのはいいことだけど、ここは病院だからなるべく大きな声を出さないようにしてほしいかな。」
『す、すみません。どなたですか?』
??「あぁ、そうだったね。紹介が遅れてしまって申し訳ない。私は、君の担当医の神宮寺寂雷。記憶があるときの君と何度か御茶会をしたことがあってね。よろしく頼むよ。」
『そうなんですか!よろしくお願いします。』
寂雷「話の途中で申し訳ないのだけれど、Aちゃんの検査をしたくてね。来て貰えるかな?」
『あ、はい!』
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作者名:ピノ(^-^) | 作成日時:2021年2月21日 21時