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17:イチゴ。 ページ17

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「宏斗〜、ママが少しの間いなくても平気?」





里奈が帰ったあと、

抱っこしながら聞いてみた





そしたらまた、にこぉ〜とするだけ









その笑顔を見てたらなんだか泣けてきちゃって









「ごめんね・・・なるべく長く居れるように
ママ頑張るからね」



「まんま〜」









「そうだよ、ママだよー・・・(泣)」









天使の笑顔と、“ まんま ” 呼びでもう
涙腺切れちゃってボロ泣き。







まんまって呼ばれてから
余計私は宏斗の母親なんだって自覚して


寂しい思いさせたくないのに
どうしようもないこの状況からは
抜け出せないから


心が痛くって・・・



こんな天使みたいに笑う子の傍から


私だって離れたくないよ。









無事に志望した仕事先で
パートとして働けることになって


働き始めて1週間。


近くのスーパーで朝から昼までレジの仕事。





仕事内容は簡単だけど
立ちっぱなしと読み上げが結構しんどい





だけど、仕事が終われば


宏斗が、私を待っててくれてるから頑張れる









「宏斗〜ママが迎えに来てくれたよ」




「今日もありがとうね、
はいこれ!今日特売で安かったんだ!」



「美味しそうなイチゴ・・・
気使わなくていいのに!でもありがと!
一緒に食べよ?」



「ふふ、ありがとう。」







里奈の家に上がれば、

里奈にそっくりな娘のマユちゃんとミキちゃんが

宏斗と一緒に遊んでくれてる。















「まんまあーーー」









私に気づいた宏斗は、



泣きながらヨチヨチ歩きで私に突進。









「ひろとぉ〜ただいまぁ・・・」









愛おしくて、愛おしくて。、









この世に存在してくれてありがとうってなる。









「もうこのまま泊まっていかない?
旦那が今日から出張だからさ〜」



「え、そうなの?」



「うん、子供達もすっかり、
宏斗のこと可愛くて仕方ないのか
宏斗から離れないんだよね」



「ふふ、ありがたいな〜
マユちゃん、ミキちゃん、ありがとね」









そう伝えれば、可愛く “ うん ” って笑ってくれた

18:宅急便。→←16:父親の愛。



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むむそ(プロフ) - 難しいお話かもしれませんがとっても好きなお話です…!更新楽しみにしております…!! (2023年4月7日 21時) (レス) @page21 id: 4e14cc707d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴの。 | 作成日時:2022年12月24日 6時

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