【銀魂】甘党教師と秘密の関係を。4

119　[そんな簡単に作戦成功なんて無理な話] ページ29

Aside

私は朝起きてあることに気付いた




A「…返さなきゃ」


海の時に借りた先生の上着。

きっとこれは普段でも使っている筈だ

困っているんじゃないかな…

先生の家は前から知っている。

言っておくがストーカとかじゃないからな！？←

ゴホンッ…

とにかく…先生の家に行くか…

私の作戦はこうだ

インターホンを押す。
↓
先生が出てくる
↓
「ありがとうございました！では！」
↓
ダッシュ
↓
帰る
↓
成功。

これで、いけると私は確信したのだ。

…というか…先生の前だとドキドキするから…

早く帰りたいだけ。




総悟はまだ寝ている。

A「いってきまーす」

小さく呟くと私は家の鍵を閉めて先生の家を目指した






・






白い家。

いつも乗って来ているバイク。

ここにいるだけでもドキドキする

大丈夫だ、自分！


勇気を出してインターホンを押す


ピンポーン……


インターホンの音は何故こんなにも

心臓を跳ね上がらさせるのか…。


ガチャリ…と重いドアが誰だと伺うようにゆっくりと開いた


そこに覗かれる死んだ魚のような目。




…は、一瞬で見開かれた。


銀八「え！？何で！？」


先生の第一声がそれだった

A「これ、返しに来ました
洗濯して、アイロンもあてたので。」

先生に半ば無理矢理に押し付けた上着の入った袋。

先生はキョトンとしたままだ

A「では、これで失礼しまs((銀八「ねー。」

…やべ。

銀八「せっかくだし、お茶でもどう？」

A「…いえ、先生に悪いので」

先生は私の手首を掴む

それだけで私の脈数が速くなっていく

先生はニコリと笑うと「ね？」と呟いてから

私を家へと引っ張りこんだ。




いつもと違う雰囲気をまとった先生に

不覚にもドキッとしてしまう私がいる




作戦は失敗に終わった…けど





どこかでこう言われる事を



期待していた…のかもしれない。

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