恋する乙女 ページ10
「お邪魔しましたー！今日会えてよかったでAちゃん！」
「また来てね、濱ちゃん」
「ほな次来る時は就活の後になると思うけど…
一応隣に住んどるし！また声かけてな？」
「うん！またね照史くん」
その日はあっという間に終わってしまった
自分の部屋のベッドにばさりと寝転がり
今日起きたことをニマニマと思い出す
あの後もうどんを一口もらって
美味しい！と反応したら照史くんもとっても嬉しそうに笑って
ズルズルと美味しそうにうどんを平らげるのを見て
私もクスッと笑っていると
濱ちゃんが
『ほんま仲ええなぁ！お似合いなんちゃう！？』
なんて言うから私は赤面、照史くんは大爆笑
淳太くんは慌て出すなんて事態に。
「お似合い、なのかなぁ…ふふふ」
今の私の顔は恋する乙女なんて可愛いものじゃないと思う。
その後も3人は就活、
私は高校に慣れたと思ったら定期考査に部活に体育祭にと
ひたすら忙しい日々を送っていると
いつの間にか私の周りでは蝉が飛び回り
何もしなくても汗がじんわりと浮かんで来る季節
照史くんとはたまに玄関で会って他愛ない話をするくらいで
特に何も進展はなし
でもそれだけでも嬉しかった
「あっちぃー」
「もう終業式か！早いなぁー」
「ねー」
私の机の周り
シャツをパタパタと扇ぐ
もうすっかり仲良くなった望に
もうすでに髪色が明るくなり始めている神ちゃん
「またしばらく会えなくなるってことやんな？嫌やわー」
「でも神ちゃんまだ部活あるんでしょ？」
「Aはどうなん」
「私も文化祭実行委員で夏休み中も準備もあるし会えるんじゃない？」
「あ！ほなさ、これ3人で行こーや！」
望が見せびらかして来たスマホ画面には
『花火大会』の文字
「出店もあるみたいやし！」
「あっそれいつも神ちゃんと行くやつじゃん！
いいよ、ねっ神ちゃん？」
「え？あぁ…せやな」
「…どうしたの？行きたくない？あっもしかして彼女！？」
「おらんわ！いや、ええよ？おん」
「よし！じゃあ決まりだね！」
ウキウキする私
望はなぜか神ちゃんのことをニヤニヤと見ていた
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みき(プロフ) - これからも、色々な素敵な作品を期待してます。 (2018年6月2日 19時) (
レス) id: b4e2f9f02b (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - みきさん» 優しいお言葉ありがとうございます。色々な作品の予定もあるのでお時間頂いてしまうかもしれませんが、最低でも小話1つは落とせるように頑張らせていただきますね！ (2018年6月2日 13時) (レス) id: 2940520ede (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - そんな、お気になさらないでください。この作品にこだわらず、他のも楽しませて頂きます。いつでも構わないので、出来たらよろしくお願いいたします。 (2018年6月2日 6時) (レス) id: b4e2f9f02b (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - みきさん» 少しお時間頂いて考えさせていただいてもいいですか？小話は後先考えず出せるのですが、短編集や長編となると心配性なのでそれなりの覚悟が必要で、今私に今作以上の物を書けるか不安で...アイデアを出してみて、吟味した上でまたご連絡させていただいてもいいですか？ (2018年6月1日 15時) (レス) id: 2940520ede (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 続編として、新作で初めて頂くことは出来ないのでしょうか？出来れば、もっとこのストーリーを楽しみたいです。 (2018年6月1日 6時) (レス) id: b4e2f9f02b (このIDを非表示/違反報告)
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