ベッドタイムストーリー [JW] 短編集

-第6夜- 2 ページ47

3日目。ここで色々明らかに。



ファンタジーなので極力ご想像にお任せしたいのですが

要はお空の人、つまりリアル星の王子様だったリュウセイ。



お空から地球を見ていて、この特別な3日間で
ずっと気になっていた女の子に話しかけに来た、というわけ。




お空に戻らないといけないリュウセイの最後のプレゼント


胡瓜草の花言葉は『愛しい人への真実の愛』





今回の花がどちらも雑草なのはリュウセイの言う通り

折角の可愛いお花を、空を見て欲しい
あわよくばこのお話を思い出して欲しい、と思ったからです。





みるみるうちに月は欠け
キスを残してリュウセイは消え

魔法の3日間は終わりました。






さあ、そしてここからは
とっさの思いつきで急遽入れたラストシーン。




その後も毎晩空に話しかけ続けた女の子

結婚しても、子供が出来ても、夫が亡くなってもずっと。



魔法の3日間から気付けば数十年が経ち、
女の子はすっかりおばあさんに。


今日も空に話しかけて
会いたいな、なんてこぼしてみると

流れ星が空を横切った次の瞬間リュウセイが現れます。




最近お空でお仕事を頑張っていた
ご褒美をもらえると聞いたリュウセイは

迷わず地球に来ることを選んで
満月の夜また戻って来ました。




人間にとっては
100歳まで生きられたとしても数十年は長いけど

数億年生きるのが当たり前なリュウセイ(星)にとっては
成長で言えば何週間かくらいの違い。




すっか老けた自分を見せるのが恥ずかしい、とためらうけど
そんなことは気にしないリュウセイ。


お空と天国は別物、というのは相当重要らしい笑




ここまでは『おやすみ』で締めていた短編集たち。

ようやく再会出来た2人にそんなこと言わせたくないな、と思って
最後は少し変えさせてもらいました。






ふう！真面目に書いたな！


予想外に長くなっちゃってごめんなさい！

この7回の中で1番分かりにくいのはこれかな、と
特に力を入れて解説してみました。




この解説を読んでもう1度！

曲ありで！何度でも言います曲ありで！


読んでみてください♡

-第7夜- 1→←-第6夜- 1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す