夢の時間とテクニック ページ14
「君が(名字)さん？」
「そう、です…」
「へぇーええ子そ！俺んこと知ってる？隣のクラスの小瀧望」
「そりゃもう！知らない人はいないかと！」
「ほんまぁー？笑」
ククッと笑う小瀧くん
みんな見て！私が笑わせました！
「おっ照史に…中間くんやんな？確か」
「久しぶりやな望！」
「え、俺のこと知ってるん？」
「もちろん！気になっとったもん。ただの頭ええ奴やなさそやなぁって」
「ふーん…」
さらに警戒心を強める淳太
「3人で仲ええの？」
「お、俺も！最近は！」
急に走って来た濱田くん
「はい！最近は4人でお昼食べてます。って言っても昨日からですけど笑」
「(名字)さん？さっきから何で敬語なん？笑」
「あっ！」
「ふふっ可愛い笑」
サラッと出た衝撃発言に一気に顔が熱くなる
なぜか慌てる濱田くん
「せや！突然やけど連絡先交換せぇへん？」
「ばぇっ！？」
「いや濱ちゃん声笑 んで？」
「し、しますします！」
その後は夢見心地であんまり記憶がない
『(名字)さんて髪綺麗やな！可愛い。俺そーゆー人好きやねんなぁー』
みたいなこと言われた気がするけど妄想かも。
気づいたらスマホに小瀧くんのプロフィールが映っていた
「やったやんA！」
「あ、照史…」
「なしたん？」
「いや幸せすぎて…って濱田くん！」
「はい！？」
「小瀧くんと仲良いの？」
「あぁ…」
「今度さ！もっと色々教えて！」
「え？えぇええよ」
「本当に！？さっすが！」
虚ろな目の濱田くんの手を取り勝手に握手する
腕は握手するたびにだらんと揺れた
-濱田side-
「でー？ほんまに行ったん？」
間延びした声で聞きながら呑気にパンを食う流星
「おん行った」
「わーどんな子？」
「普通に可愛いなーて感じ？」
「でぇっ！？」
「何？ほんまに思ったんやもん笑 てか濱ちゃんさっきから何してんねん」
「…え？別に？」
「へへ、嘘やんオーラ真っ黒やねんけど笑」
「の、望…(名字)さん…(名字)さん、好き…望…」
「片言喋るな！せっかく濱ちゃんのためにテクニックを！」
「てく…てく？」
段に座って壁に頭をもたれかけとると駆け下りてくる望
神ちゃんは立ったまま俺を心配そうに見とる
「そう！好きアピールのための！それも超初心者向けのん！」
「…どれや」
「まず会話の中で名前たくさん呼ぶ！」
「んー」
「褒める！」
「んー」
「好きって言う！以上！」
「ハァ無理やてんなの！」
「はぁ！？」
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てでぃー(プロフ) - すいさん» 素敵なコメントありがとうございます。すいさんの影響で久々に全編読み返しちゃいました！笑 私も無類の当て馬好きで...淳太くんは当たって砕けるより、頭がいいから現実は分かっているけどでも女の子といたい！の方が似合う気がしまして！ご共感頂けて嬉しいです！ (2021年4月14日 0時) (
レス) id: a00ea9e1e8 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 最後の淳太のシーンを見ると今までのが全部切なく見えるというか、気持ちを隠そうとしてるのか諦めてるのかはわかんないけど、当て馬キャラが凄い好きでとても魅力を感じるタイプだからこの話の淳太くんがめちゃめちゃ好きです。可哀想とも違うなんか別の感情ですね。 (2021年4月5日 9時) (レス) id: a243a05fb8 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 私のリクに答えて下さったのクリスマスの短編集のコメで今さっき気付いて、何のリクしたか忘れちゃって笑コメ欄必死に探していたら、お返事返してなかったの発見して…すみません!遅くなりまして!名前隠してTwitterで紹介だなんて!嬉し過ぎて!今から探しに行ってきます! (2018年12月18日 3時) (レス) id: 9b260c34a2 (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - Yukoさん» いやいや、そんなお気になさらないでください！むしろ読みたいとのお声を折角頂けたのにご希望に添えず申し訳ありません...読み返し甲斐のある作品か分かりませんが嬉しいです！また何か発見があれば私にも教えてください！笑 (2018年5月24日 10時) (レス) id: 2940520ede (このIDを非表示/違反報告)
Yuko(プロフ) - てでぃーさんの作風が大好きで、つい無理なお願いをしてしまいました。ごめんなさい。これからも応援しています。作品は何度も読み返して、その度にキュンキュンさせていただいてます。 (2018年5月24日 8時) (レス) id: 326d509d03 (このIDを非表示/違反報告)
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