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「あの…また、藤井さんのおすすめで」
「かしこまりました」
微笑みを残した藤井さんがカクテルを作っている間に
さっきの女性を含め会話を聞いた他の女性客も店を後にし始めた
みんな藤井さん目的だったのかな
「どうですか？」
「へ？」
急に声をかけられ間抜けな声が出る
「嫌な思い出。忘れられましたか？」
「まぁ…多少」
「次に進めそうですか？」
「どうでしょう…でもしばらく彼氏は作れなそうですね」
それを聞いた瞬間藤井さんは急に振り返って
心なしか少し悲しそうな顔をした
「どうしましたか？」
「え？あ、いや。すいません」
しばらくして藤井さんは銀色のシェイカーを振り始め
グラスを2つカウンターに置いた
「人も少なくなったので僕もご一緒させて頂こうかと。大丈夫ですか？」
「あ、はい、どうぞ」
「Aさんには…こっち。アプリコットフィズです」
「ありがとうございます。藤井さんは？」
「僕はハイライフを」
「白くて綺麗。いただきます」
「その前に。乾杯、Aさん」
ニコッと笑った藤井さんとグラスを鳴らして一口、また一口
「…大変ですね、藤井さんも」
さっきの女性客たちを思い出して言うと
「まあ…ああやって言っていただけるのは嬉しいんやけど。
それ目的で来られるんはなーちょっと困ってまうっていうか」
「へえ」
「ん？」
「藤井さんって関西の方だったんですね？」
「あ！…すいません、お酒でつい緩んでまいました。
このお店では敬語の中ですら出さないようにしとるんです、忘れてくださいね」
「このお店、では？」
「はい。まぁ…外でお会いすることがあったら、その時」
藤井さんは口を綺麗にカーブさせて悪戯っぽくウインクを1つした
「ご馳走様でした。では」
「Aさん」
「はい？」
「今日は、星が綺麗ですね」
「…後で見てみます」
お店を出て冷たい空気に触れる
聖夜にふさわしい満天の星空だった
クリスマス当日
私は特別予定もなかったから買い物に外に出ていた
そろそろ帰ろうかと思っていた時
「おん、せやな。おん」
聞き覚えのある声
「ええよ。あーでも昼やないと無理やわ。それか店閉めたら家行くけど」
どうやらお友達と話しているらしい
「ん、りょーかい。鍋やろ？合うお酒持ってくな。んじゃあ」
声を頼りに周りを見回していると
お友達に手を振っているやっぱり見覚えのある姿
思わずじっと見ていると視線に気づいたのか振り返って目が合った
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てでぃー(プロフ) - アップルパイさん» 初めまして、ありがとうございます！WESTの7人は本当に七人七色なのでお陰様で色々なお話を書くことができました...！これからも頑張りますね！ (2019年3月24日 2時) (
レス) id: ebc728ddf8 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - とってもいいお話でした！それぞれの個性にほっこりしました。これからもfight！ (2019年3月23日 14時) (レス) id: ae68382578 (このIDを非表示/違反報告)
てでぃー(プロフ) - ゆうさん» 真夏にこちら読んでいただきありがとうございます！笑 そうなんですーツイッターの方では言わせていただいたのですがそれのオマージュだったりします...よくお気づきになられましたね！図書館戦争大好きなんで設定上つい入れてしまいました笑 (2018年7月8日 22時) (レス) id: 2940520ede (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 突然すみません！もしかして有川浩さんのファンですか！？濱ちゃんのお話！『図書館戦争』鞠江ちゃんが中学生の時の小牧教官と元カノのエピソードですよね！私、有川浩さんのファンなんです！ (2018年7月8日 21時) (レス) id: 735b9b69af (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 言葉遊び！？気付きませんでした！もう一回読んでみます！Twitterも行きます！お返事ありがとうございました(^-^) (2018年3月2日 22時) (レス) id: 67846066e5 (このIDを非表示/違反報告)
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