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「おや？イケメンにされても照れないとおっしゃっていたのに、顔が真っ赤ですよ？」
にっこり爽やか安室スマイルをしている安室さん。
さっきの超笑顔の裏にはこんな意図があったのね。
勝ったって感じの顔しちゃって。
ここまでするなんて、あなたはよっぽどの負けず嫌いですか。そうですか。
『うるさいですよ。こんなことまでされたら誰だって照れます。あなたには恥というものがないんですか』
「人並みにはありますよ」
『嘘つけ。それより早く下ろしてください』
「車で会社まで送るので安心してください」
『人の話を聞きましょうって小学校で習いませんでしたか？』
嫌味を言ってもさらりとかわされ、結局私は店内へ。
そこには美人な女性の店員さんが。
…どうしよう。この美人な店員さん、どタイプだわ。
「えっ！？安室さん！？どうされたんですか、その方」
「怪我をされたようなので、手当てしようと思いまして。救急箱とってもらえますか？梓さん」
わかりました！と言って顔を真っ赤にして奥に入った美人店員の梓さん。
このお店は美男美女店員の喫茶店ですか。最高ね。
「もう逃げ出そうなんて考えてませんよね？」
『…………………………まさか。もう考えてませんよ』
「……」
なんでそんなジトっとした目で見るのよ。
考えてないって言ってるんだから信じてくれてもいいじゃない。
パタパタと音がした方を見ると、美人店員さんが救急箱を持って戻ってきた。
「どうぞ、安室さん」
「ありがとうございます。梓さん」
いいないいないいないいな。
安室さん、なんで美人店員さんのこと名前で呼んでるの。めっちゃいいな。
私も呼びたい。心の中で呼んじゃおう。
あぁ、お友達になりたい。
ぼーっと梓さんを見ていると目が合い、にこっと返してくれた。
なにそれ。かわいい。彼女にしたい。
「じゃあ消毒するので膝と手のひらを出してください。………なんでそんなに真っ赤なんですか」
『目が合っちゃったんです。可愛すぎて可愛すぎて。もう私、ここの常連になる』
「…梓さんのことですか。…………なぜか少し、悔しいですね」
『は？悔しい？』
目の前で何故だか少しだけしょんぼりとしている安室さんをまじまじと見る。
悔しい？この超イケメン安室さんが悔しがってる？何に？
全く何を考えているか見当がつかず、とりあえず素直に手のひらと膝を出す。
そこへ躊躇いもなくドバーッと消毒液をぶっかけられた。
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はりねずみ。(プロフ) - 由羅さん» 神だなんてもったいないお言葉です……！ありがとうございます！ (2020年3月15日 17時) (
レス) id: f57cf1299c (このIDを非表示/違反報告)
由羅(プロフ) - 神、神ですね……神としかいいようがないです (2020年3月10日 14時) (レス) id: a829207c12 (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ。(プロフ) - 笑々さん» ありがとうございます！！笑っていただけて嬉しいです！私自身、そんな感じの会話が大好きなので、安室さんたちにもやってもらいました笑 ありがとうございます！ (2019年10月10日 23時) (レス) id: 2649fb9203 (このIDを非表示/違反報告)
笑々(プロフ) - 名前を呼ばせるところで、早すぎだろなんか腹立つな は声をあげて笑いました笑 ありがとうございます笑 (2019年9月23日 10時) (レス) id: f052978bd7 (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ。(プロフ) - ここねさん» きゃー！ありがとうございます！！とても！すごく！本当に嬉しいです！！続編でも面白さとキュンキュンを追求してお話を進めれるように頑張りますね！これからもよろしくお願いします！ (2019年5月12日 17時) (レス) id: 2649fb9203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりねずみ。 | 作成日時：2018年12月12日 7時
