ファン ページ6
赤「でもさ、お前いっつもローテンションよな！もっと周りの子たちみたいにテンションアゲアゲで行ったらええのに！」
ライブ帰りは絶対に外食
それは俺の中のルール的なもの
今日はこのうるさい奴とライブに来たからご飯の時間までもうるさいねん笑
「別にライブの楽しみ方は人それぞれやろ」
赤「せやけどなぁ。のんちゃんのことアイドルになる前から応援してたんやからもっとグイグイいけばええのに！お前、絶対に認知されてるんやからさ！」
のんちゃん。それは小瀧望っていう人気アイドルのこと。
もともとは俳優業で活動しててんけど、突然ソロアイドルとしてデビュー。
俳優一本のときはそこまで人気が高かったわけやないんやけど、アイドルデビューした瞬間人気が急上昇
デビュー曲は爆売れやし、その後もずーっと右肩上がりやねん
あざとかわいいけどめちゃくちゃイケメン言うて人気者なのんちゃんのファンはほとんどが女性
…と思いきや、"かわいい"要素が強すぎるあまりに男性ファンも多い
そんな中で、アイドルになる前からのんちゃんを推してる男は俺くらいしかおらんのちゃうかな？
しげにはローテンションやって言われるけど、それはただ作ってる自分なだけ
ほんまは俺やって認知されてる自覚あるし、誰よりも小瀧望のこと知ってんぞ！って自慢したい気持ちはある
でも、そんな自慢を振り撒くより、余裕な雰囲気を晒す方がなんか周りに勝ってる気分になんねん
そんな必死になっても、俺はのんちゃんに覚えてもらって、いつもファンサもらってんねんってな笑
そんな優越感に浸りたくなってしまうのは、俺が純粋なのんちゃんファンやないから
アイドルの小瀧望も好きやけど、それ以上に俺は小瀧望を1人の人間として…
恋愛的な意味でのんちゃんを好きやねん
通称リアコってやつ？
俺は小瀧望と付き合いたいとか、そういうふうに考えてる
だからこそ、周りのファンに勝ちたいって思うし、余裕ぶって優越感に浸ってる
ほんまは俺やってワーワー騒ぎたいし、のんちゃん繋がりの友達やって増やしたい
けど、それをしないのは小瀧望を俺だけのものにしたいから
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作者名：まかろん
| 作成日時：2023年7月8日 23時
