俺の一番のファン青×桃 (ページ33)

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ファンページ33

"ガチャッ"

扉を開けると、そこにはカチッとした服装の男性

え。ほんまに誰？

いや…なんかどこかで…

？「君が藤井流星くんやんな？」

「あ、はい。そうですけど、あなたは…？」

なんで俺の名前知ってるんやろう

そう思いつつも、相手の名前を聞き返せばサッと名刺を渡される

「……！！」

紫「小瀧望のマネージャーをしてます。濵田崇裕です」

望の…マネージャー…

なんでマネージャーさんがここに…？

紫「単刀直入に言わせてもらいます。望と別れてください」

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…は？

いやいや笑この人、何言うてるん？笑

俺と望が別れる？

そんなんありえへんやろ笑

紫「もう一度言います。望と別れてください」

「あの、望はなんて言ってるんですか？」

別れるなら2人の話し合いが必要やろ

急に別れろ言われて、"はい、わかりました"なんてなるわけないやん

そこまで強要してくるからには望にも話してるんやろうなと思って質問したのに

紫「望は言ったところで聞かないんで」

「は…？」

紫「ファンの人と交流を持つなってあれほど注意したのに望は守らんと君と交際を始めた。そんな子が簡単に俺の言うことを聞くわけない」

だから俺に別れるように言いに来たん？

てことは、望やって別れたいなんて考えてないやろ

それなら答えはただ一つに決まってる

「すみません。別れることはできません」

俺は本気で望が好きやねん

アイドルだからとかそんな理由ちゃう

小瀧望っていう1人の人を愛したんや

だから簡単に別れることなんてできない

紫「君は彼氏として望を幸せにできるんか？」

「は…？」

紫「彼氏として自信持って望を幸せにできるって言えるか？」

なんやねんそれ

そんなん…！

紫「よく考えて答えを出してほしい」

「ちょっと…！」

マネージャーさんはそれだけ言い残して帰っていってしまった