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アイドル ページ23
「俺のおすすめのお店でもいい？」
青「おん、ええよ！俺ものんちゃんのおすすめならどこでも着いてく」
優しく微笑んで言う姿にまたドキッとする
初めにその台詞を言うたのは俺や
でも言われる側になるとこんなにもドキドキするんや
なのに藤井くんは平然とした態度で返してきたよな？
"可愛い"なんて俺の方が調子狂わされる言葉付きで
青「うわぁ！すご！めっちゃお洒落！」
「でしょ？？気に入ってくれた？」
青「おん！俺、こういうところ好きやなぁ。でもあんまり手出されへん笑」
「まぁ、ちょっといいお値段するからね笑」
藤井くんを連れてきたのは高級レストラン
洒落てるところで大人な雰囲気の藤井くんにはピッタリやと思う
しかも個室になってるから周りを気にすることなく喋ることもできる
「ふぅ…やっと帽子とマスク取れる！」
青「ふはっ笑 水族館の中でも被りっぱなしやったもんな笑」
「せやねん！ちょっとスッキリー！」
帽子とマスクを置いてグーッと伸びをする
そんな俺を見てクシャッと笑う姿にまた胸が締め付けられる
友達としてお出かけしたはずやのに、尚更好きになってて苦しい
でも藤井くんと過ごした今日一日はめちゃくちゃ楽しくて、一緒にいると落ち着く人やなって思った
だからこそ、恋人になれなくても友達になりたい
そう願う自分がおる
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作者名：まかろん
| 作成日時：2023年7月8日 23時
