69【刺繍糸】na ページ7
早めの朝食を既に終わらせたKはステーキの自室に居た。書類でわからないことがあり、ステーキに聞きに来て部屋に部屋に案内されたところだった。
ふむふむ、と話を聞くが、内容か頭に入ってこない。
ちょっと休憩、ずっとやってたからなぁ。へぇ。と会話をしていると、
Kはふと机にぽんと置かれたハンカチに目が行った。
「それなに？」
「ん？これ？」
ステーキが手に持ったのはハンカチ。
刺繍可愛いね
Q.どこで買ったん？
A.自分で縫った
「嘘やろ、ステーキってこんな器用だったっけ？」
「失礼やな…」
雑談をしていると、何を思ったかKが私もやりたい！と言い始めた。なるほど、徹夜か。
すかさずインカムに手をつけるK。
「はいはい！かみふくろ？今からステーキの部屋て刺繍やるねんけど、一緒にやらん？」
などと言い出し、かみぶくろとすぬくんを呼び出した。
一応言っておくが、ステーキは教えてあげるとも、かみぶくろ達を呼んでもいいよとも言っていない。
面白いことを聞き付けた2人は、お日さんまだでてないで？まだ寝る時間やんか…なんていいながらステーキのベットに腰かけた。
コイツら来るのか速い。面倒そうな感じ出してるけどめっちゃ来るの速い。
まだハンカチ持ってるけど、え、これそういう(やらないといけない)状況なの？
……あ、これやらないといけないやつだね。
悟ってしまったステーキは、棚から裁縫セットと、まだ使ったことのない綺麗なハンカチを4枚取ってきた。
Q.このまま渡したら1人で出来る？
A.出来るわけないやん
ハンカチや糸を渡すと、各々…K以外はたま結びをし始めている。
ステーキは一息付き、Kの隣に座る。
「K、たま結びは……」
「こうゆうこと？」
「いや、違くて…」
「こう？」
「あの…」
何が難しいのか難しい顔をしてぎちぎちと糸をひっぱる。
待て待て、そんなことしないで！！ちょっと……え…あっ…
「？！」
耳から聞こえてくるのは大きな笑い声。
刺繍糸と針を持ちながら「違う！刺繍糸が弱い！…耳引きちぎるぞ！！」と叫ぶK。
腹を抱えて「あはは！！お前馬鹿力だろ！あはは！！」と爆笑するかみぶくろ。
耳を抑えて「糸を引きちぎったのに、同じように私たちの耳を引きちぎるの？！」と無自覚かわからない煽りをするすぬくん。
朝早いからか、他の幹部は来なかった。
しかし昼頃には「K刺繍糸引きちぎったってマジ？」やら「馬鹿力…？」と言われていることは容易に想像がつくだろうことにKは少し青い顔をした。
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ノラア(プロフ) - おめでたいね〜もう2周年。早かったような遅かったような。いや絶対早かったな。3周年目指して緩くがんばってこ〜 (5月29日 22時) (
レス) id: 7e0f8b99c7 (このIDを非表示/違反報告)
清水(プロフ) - 二周年おめでとう！めでたい！！今年も頑張ろう！と、何もできていないワタクシが通ります… (5月29日 19時) (レス) id: 17bca52c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：A's【アライアンズ】 x他2人 | 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月5日 23時
