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。。。 ページ6

...



昨日のミケはなにがあったんだろう。



あんなの初めてだった。




喧嘩だってしたことがないのに。



私がなにか気に障ることでもしたのだろうか。



まったく心当たりがない。




それも今日聞けば解決するだろう。






私は早く真相を確かめたかった。




普段は温和なミケがあそこまで怒るのは、なにか必ず理由がある。


悩んでいることがあるなら私が相談に乗ってあげよう。






公園についた。




辺りを見渡す。


誰もいない。



ベンチを見る。


誰もいない。




「...なんで」




どこにもミケがいない。



私は反射的に走り出した。




探しに行くあてなんてない。




ミケが行きそうな場所なんて知らない。



ただ、探しに行かないといけない気がした。



公園を無我夢中で飛び出した。




それがいけなかった。






横から聞こえてきたのはトラックのクラクション。





私はこれから死ぬんだと悟った。






強い衝撃を覚悟したとき。



「A!!」



愛しいあの人の呼ぶ声。




「...ミケ」




すると、トラックとは違う方向からの衝撃。




その衝撃で飛ばされ、地面に頭を打った。



起き上がることができず、頭から溢れでる生温かいもの感じながら、私は意識を手放した。

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- おーーなんかすごいです (2016年8月25日 17時) (レス) id: d885b7a670 (このIDを非表示/違反報告)
天宮叶(プロフ) - 読んでいくうちにとても引き込まれましました。全体的に透明感があって思わずうるっとしてしまいました。 (2016年2月27日 16時) (レス) id: ba642bc330 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:被苦人 | 作成日時:2015年7月20日 19時

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