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...
約束のとおり、私は今日もあの公園に向かう。
ミケに早く会いたかった。
そこでふと思う。
私は、会って数日の相手になにをそこまで楽しみにしているのだろう。
わからない。
かなり深く考える。
でもわからない。
結局なにも解決しないまま公園についた。
ベンチには昨日のように三毛猫を膝に乗せたミケがいた。
その姿を見ると、先ほどまでの疑問も忘れてしまった。
ミケの元まで足早に向かう。
そしてその隣に腰を下ろす。
「昨日振りだね」
ミケが最初に口を開いた。
「そうだねー。そういえばさ、その猫ってミケが飼ってるの?」
「いや、この猫はここに住み着いてる野良猫だよ」
「可愛いね」
私がそう言うと、ミケは嬉しそうに笑った。
「なんでミケが嬉しそうなの」
「なんでも」
ミケはそう言って、またあの笑顔を見せた。
「なんでー、教えてよ」
「教えない」
「ケチ」
そんな他愛もない話のあと、また明日ここで会う約束をして私たちは別れた。
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雪 - おーーなんかすごいです (2016年8月25日 17時) (
レス) id: d885b7a670 (このIDを非表示/違反報告)
天宮叶(プロフ) - 読んでいくうちにとても引き込まれましました。全体的に透明感があって思わずうるっとしてしまいました。 (2016年2月27日 16時) (レス) id: ba642bc330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：被苦人 | 作成日時：2015年7月20日 19時
