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私日本は、最初見つけた割れた皿の破片を拾い、サンマリノさんのあの特大の鞄の中に入れてもらい、中国さんたちを安全な場所まで案内した。

二階の、ドイツさんの城まで。

日本「ただいま戻りました。」

ドイツさんの城がある部屋のドアを開けると、イタリア君の姿が見えた。

サンマリノ「ただいま、ヴェネチアーノ。」

イタリア「あ!姉ちゃんと日本!おかえりー……って、え?他の皆も来てるんだ!じゃあまた暖炉の部屋に戻ろっか!」

日本「はい。若干数名足りないのですが、詳しくは今から緊急会議、ということで。」

私は、あの鉄の扉の向こうに居るドイツさんに話しかける。

日本「ドイツさん。準備が出来たら行きましょう。皆さん、お待ちかねです。」

イギリス「ドイツの野郎は何であんなとこにいんだ?」

日本「さ、さあ……」

ドイツ「了解した。」

ドイツさんは鉄の扉から出てきた。

ドイツ「待たせてすまなかったな。」

イタリア「ヴェ〜。もう大丈夫?まだ入ってる?」

ドイツ「いや、もういい。それに恐らく、ここにはもう来ない筈だ。むしろ、来ない事を願う。」

サンマリノ「何故?」

ドイツ「秘密だ。」

不味い、このままだと長話をしてしまいそうです。

日本「急ぎましょう。こちらも悠長に出来ません。一刻も早く、情報をまとめなくては」

ドイツ「やはり兄さんは見つからなかったのか…」

ドイツさんが苦汁を飲む様な表情を浮かべている。
それを見て私も同じ表情をして「はい」と言うしかなかった。

イタリア「だ、大丈夫だよ!!元気だそうよドイツ!ドイツがそんなんじゃ、プロイセンもでるに出て来れないよ!」

サンマリノ「うんうん、それに彼神出鬼没だから、その辺に隠れて私たちを脅かそうとしてるんだよ。きっと」

サンマリノさんのお得意のジョークで、ドイツさんの気を緩めた。

ドイツ「兄貴はそんな馬鹿じゃ……、いやそうだな。すまん。」

日本「行きましょう。皆さん、お待ちかねです。」

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なずな猫(プロフ) - 作って数日にランキング入りすごいw (2014年8月19日 13時) (レス) id: 6a94e47abe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NB | 作成日時:2014年8月8日 18時

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