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そんなやり取りを後に、再び探索を始める。
三階のとある部屋に真っ白なピアノが置いてある、さっきの図書室と同じく真っ白な部屋があった。
中国「殺風景あるな。」
イギリス「フランスが見たら、美しくないやらなんとか言って改築しそうだな」
中国「我だって同じことするある。ここを我の別荘にするある。」
イギリス「さっき腰がなんとかって言った奴がこんな山奥に別荘建てんのか?」
中国「……」
俺の言葉に中国は黙る。
イギリス「それよりも、なんか気になるなこの部屋」
白いピアノに手を置きながら部屋全体を見渡す。
中国「ちんたらしてると、美国がうるさいある、さっさと他探索するあへん」
* * *
これ以上目ぼしいものがなく、俺達は四階へと続く階段を見つけ、四階に向かった。
四階につくと、すぐ右にあった扉が何故か開いている。
イギリス「気になるな、行ってみるか。」
中国も賛成し、その不自然に開いた扉の部屋へ行くと、俺はそこでとんでもないものを見つけた。
イギリス「お!これは!」
奥の中央にあるのは、俺ん家で有名な「バズビーズチェア」と似ている真っ赤な椅子だった。
俺は手でそれに触れた瞬間、中国が気味悪そうにこちらを見た。
中国「趣味の悪い椅子あるな。どこぞの呪われた椅子みたいある」
イギリス「………。」
ムカつく衝動を抑え、俺は咳払いをする。
イギリス「で…、結局4階まで来ちまったけど……別に普通だったな。空気は最悪だが。」
中国「まだ嫌な予感は消えてねぇある。法国と合流してとっとと帰るよろし!」
イギリス「だな。んじゃ、とっとと…」
その時だった
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なずな猫(プロフ) - 作って数日にランキング入りすごいw (2014年8月19日 13時) (レス) id: 6a94e47abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NB | 作成日時:2014年8月8日 18時