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私は自分の言った事を後悔した。
あの化物は気配を消してドアの隣でずっと待ち構えていたのだ。
プロイセン「うわっ!!いなくなってねぇじゃねぇか!!」
日本「そのようですね。」
心臓が速さを増した。
プロイセン「見れば見るほどこえぇ!!これじゃ俺様の華麗な技を披露できねぇ!なんとかしてくれ!」
日本(本当にこの人は……)
二人で、化物に攻撃を食らわせた。
化物は怯み、歩くスピードが遅くなる。
私達は振り返らずドイツさんの居る部屋に向かう。
………。
撒いたかどうかはともかくいつの間にかドイツさんの居る部屋についており、私達は息を整える。
落ち着いた所で、私は、プロイセン君にドイツさんが篭っている場所を紹介する。
日本「こちらが、ドイツさんいらっしゃる城ですね。」
私はこれを城と呼称する。
プロイセン君は呆れたのか感心したのか扉を見る。
プロイセン「随分頑丈だな。おいヴェスト。日本から色々聞いたが腹減ってんのか?キノコ食うか?」
今更だけど、家の中に生えていたキノコだったのでしょうか…。
ドイツ「兄さんか?無事だったのか!」
ドイツさんはプロイセン君の呼び声に答える。
プロイセン「おうとも!が、悪い知らせもある。イタリアちゃんが見つからねぇ!イタリアちゃんのお姉様が今、探しに行ってるところだが……一先ず、餅を外しに行くぞ。」
ドイツ「ふむ。そうか分かった。では、準備も整ったし向かうとしよう。」
その声と同時にドイツさんは扉の奥から現れる。
プロイセン「よく分かんねぇけど、まずは四階に行こうぜ!」
ドイツ「たまには、ここに帰ってきてもいいか?」
どういう意味でしょうか…。
日本「それはかまいませんが……。狭い場所がお好きなのですか?」
ドイツ「そうだな。慣れ親しんだ……と言うべきか…。何にせよ、いい空間だ。」
ドイツさんが誇らしげに語る。
日本「はぁ……。」
意味深な言葉に首を傾げるが、私達はあの御餅の居る部屋へ向かった。
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なずな猫(プロフ) - 作って数日にランキング入りすごいw (2014年8月19日 13時) (レス) id: 6a94e47abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NB | 作成日時:2014年8月8日 18時