第二章「兄弟」 1 ページ15
私達二人は二手に別れて探すことにしました。
日本「では、また後ほど」
サンマリノ「ええ、無事でいてね」
日本「はい」
私が向かったのはあの化物と相打ちになった図書室、まだ何か残されている可能性が高い為、一旦戻り、私はあの普通のおにぎりがあったテーブルに目をつけた
日本「…ありましたね」
そこにあったのは鍵、鍵には四階の鍵と記されていた。
早速四階へ…と言う時に私はそこにある本が気になり、思わず足が止まる。
日本「ここは色んな本が置いてありますね。 急ぐ身でなければ是非読み漁りたいです。」
日本「 ………。」
日本「 一冊くらいは……いいですよね。」
思わず「断」というタイトルの本に手が伸び、私はその場で軽く読んだ。
すると、身体が一瞬ふわっと宙に浮くような感覚がありました。
日本「な、何なんでしょうか……今の……」
私は本を元にあった場所に戻し、図書室を駆け足で出て探索を再開しました。
私は階段を上り、四階の奥にある部屋に鍵を挿し込み、ドアを開くと、これまた殺風景な部屋でした。
明るくて目立つ椅子を中心として端には棚や机が妙な配置に置かれていました。
私は他に手がかりがある可能性を考え机の下を調べたり、念入りに探しました。
そして、隅にある棚をどかすと…
日本「おや、御餅。外れますかね?」
大人の亀より大きいサイズの餅が何かにくっついていた。
……よく見るとアメリカさんに似ている気もします。
取ろうとしても、ふにふにという妙な効果音がするだけで外れません。
日本「あ、駄目ですね。普通に。」
日本「可哀想に…。ドイツさんなら外すことも可能でしょうけど…出てきて下さるか…むしろ 引っ張り出…いえ。 とりあえず頼んでみましょう。」
御餅を後にし、私はドイツさんの居る場所に戻った。
戻ると、私が目にしたのはあのドイツさんがガタガタしていたカーテンではなく、立派な扉でした。
日本(え・・・・・・?なんか扉が立派になってません!?気のせいでしょうか?鉄の扉になっていますが・・・)
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なずな猫(プロフ) - 作って数日にランキング入りすごいw (2014年8月19日 13時) (レス) id: 6a94e47abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NB | 作成日時:2014年8月8日 18時