幼馴染みCとお友達S【2】【青】【桃】

◯122 ページ26

『ごめん…』




申し訳なく思い、私は下を向いた




「なんでAが謝るの？何も悪くないって」




そう言って私を不器用ながら優しく包み込む
昔からそばにいた心地のいい匂いが、私の心を落ち着かせてくれた




「でも…なんで悲しそうな顔してたの…？
もしかして…僕が離れていっちゃうかもって不安になった、？」





すぐそばで聞こえる声
私は小さく頷いた





「…今日やけに素直じゃん、調子狂う」




私の頭を撫でながら小さくつぶやいた





ﾄﾞｷｯ





それはこっちのセリフだよ、今日の私もころんもどこかおかしい、






「この前花火したときのこと、覚えてる？」





ﾄﾞｷｯ





「僕さ、いつも大事なところでテンパって…どうしたらいいか分からなくなって…何も出来なくて…」


「今もそう…さとみくんと付き合ってるって勝手に思い込んで焦って、
でも違うって言われたとき…僕にもまだチャンスあるかななんて考えてこんなことしちゃってさ、」






そこでころんは、私を離し真剣な表情で見つめてくる






「ねえ、A

ここでちゃんと言わせて、？









好き、僕と付き合って？」

▽123→←◯121

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す