幼馴染みCと転校生S【青】【桃】

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星野るぅと視点＿＿＿＿









今日の放課後は莉犬がさとみくんと遊ぶらしい
なので僕は1人ギターを抱えて部室に向かった

扉を開けると、そこには珍しく先客がいた









『違う、この人差し指でこの弦を押さえるの』


「届かないって、もう無理だよおおお」


『そんなこと言っててもずっと弾けないよ？
いきなり“ギター教えて”って言ってきたのはそっちじゃん』


「ぐぬぬ…」


『ほら、頑張って』









ころちゃんにギターを教えているAちゃん

その2人に僕は声をかける








「2人ともお疲れ様で〜す」


『お、やっほ〜お疲れ〜』


「あ、るぅとくんじゃん
莉犬くんと一緒じゃないの珍しいね」


「今日はさとみくんと遊びに行くって」


「へぇ〜」


『たしか、あの2人って幼馴染みって言ってたよね…？高校で再開とかドラマみたい』







それ僕も思った…ドラマの世界だけかと思ってたよ()






Aちゃんのギター教室(？)はいつの間にか終わり、話に夢中になる僕たち
そこへ顧問の先生が入ってきた









「あれ、部長さんいない？」


「いないっす」


「あ〜なるほどね…
あ、じゃあこの中で一番しっかりしてそうな河瀬さん」


『え、私ですか？』


「そう
あと少しで夏休みなんだけど、その前に軽音楽部のライブがあるの、その参加者表渡しとくね」









そういえば、僕たちが1年生のころもこの時期にしたっけな

莉犬となーくんジェルくん先輩たちとバンド組んだな〜懐かしい









『それで…私はどうすればいいんですか？』


「夏のライブに出るメンバーをこの紙に書いて、私に提出してほしいんだけど…お願いしてもいいかしら？」


『わかりましたっ』


「ありがと！頼んだわ〜」







そういって先生は職員室に戻っていった








「夏のライブ…もうそんな時期なんですね〜」


『んね〜、去年は私がアコギ弾いてころんが横で歌ってたっけ笑』


「エモい空間作ってたよね、僕たち」


「今年はさとみくんも新しく入ったので、また考える必要ありますね…どうしよう」


『まあそれは今度みんなで集まって決めよっ』


「そうですね！」









夏のライブのことは一旦置いておくことになり、Aちゃんところちゃんはギター教室(？)の続きを
そして僕もそこに加わることになり、下校時刻まで3人で部室に残った

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