そろそろ ページ39
.
｢火神くん｣
｢あ?｣
部活も終わり帰り道、先輩、後輩の一番後ろを歩いていると隣を歩いていた黒子がおもむろに口を開いた
｢火神くんは、Aさんが好き、なんですよね｣
｢ブッゴフォ!!｣
｢ちょ、汚いです火神くん。僕の半径2ﾒｰﾄﾙ以内に入らないで下さい。もしくはガードレールの向こう側歩いてください｣
突然の黒子の発言に、思わず飲んでいた茶を吐き出してしまえば、黒子に白い目を向けられた。いや、原因テメェだからな!?
ひとしきり言い合っていたが、五月蝿い ダアホ とカントクとキャプテンから拳骨を食らい、言い合いは終わった(強制的に)
｢な、なんだよ急に……!｣
｢いえ、火神くんがあまりにウジウジしているんで、だんだん腹が立ってきまして｣
｢は!?｣
なにそれ理不尽!
｢火神くん、アメリカ帰りなんですよね、だったらもっとグイグイ攻めてみたらどうですか。
Aさんってなんだか掴めないキャラしているんですから、もっとﾊﾞｼｯとしないと多分伝わりませんよ｣
容赦ない黒子の言葉が、俺にｸﾞｻﾘ ｸﾞｻﾘと的確に突き刺さる
｢お、俺だって…そりゃ、その、アイツの事好きだから…付き合いてぇとかは思ってるけどよ…
今は、バスケに集中したいっつーか…｣
｢うわ、バスケのせいにするんですか、火神くん。そんなんだから、Aさんにとって火神くんは“ただのバスケバカ”という存在にしかならないんですよ｣
｢た…ただの、バスケバカ…｣
またｸﾞｯｻﾘと突き刺さる黒子の言葉
容赦ねぇ
｢とにかく、タイミングがどうのこうのとか言う前に、実際に行動してみたらどうなんですか。｣
じゃないと、
と黒子は立ち止まって
｢バスケバカはともかく、友達止まりですよ。確実に｣
じゃ、僕ここなんで
と、言いたい事を言いたいだけ言うと、黒子は他の部員に声をかけ、家へと入っていった
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 247人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ｶｽﾃｨｴﾙ - なんで誠凛に花宮が居るの？ (2017年1月14日 9時) (
レス) id: 1dd0ddd6de (このIDを非表示/違反報告)
萌緩(プロフ) - 黒咲さん» ありがとうございます！全然更新できなくて申し訳ないです...頑張ります！ (2016年10月26日 1時) (レス) id: 16d78e2194 (このIDを非表示/違反報告)
黒咲 - 時々笑ってしまうシーンもあり、楽しく読ませていただいています♪更新頑張ってください！ (2016年10月16日 23時) (レス) id: cbf578f0f4 (このIDを非表示/違反報告)
萌緩(プロフ) - リリー＊さん» ありがとうございます。 本当に更新遅くて申し訳ありません。これからもどうぞよろしくお願いいたします 頑張ります (2016年7月27日 17時) (レス) id: 2fd9d16124 (このIDを非表示/違反報告)
リリー＊ - とっても面白いです。これからも更新頑張って下さい応援してます！ (2016年7月17日 21時) (レス) id: 464be8782c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
