吐息が ページ38
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「おかえりなさい、…随分Aさんごきげんですね」
『大我にお昼買ってもらったのだ!』
「..ボクにはないんですか、火神君」
どうやら遠慮、という言葉を知らないAは、調子に乗った俺が口走った「なんでも買ってやる」という言葉をそのまま受け取り、大量にパンを買い占めやがった。
すっかり軽くなった財布を覗きながら俺が席に着けば、むっとした表情の黒子に問い詰められ、散々だ
「これからは簡単に誰かに何かをおごるなんてことはしねぇようにしよ..」
すっかり意気消沈した俺をAと黒子がおかしそうに笑う
まぁ、これがいつもの俺らのやりとりで、いつもの俺らの空気だから
それが感じられるという小さな幸せを、今はかみしめることにするか、と半ば自棄気味にパンにかぶりつけば
『はい、大我』
「あん?」
すっと俺の前に差し出されたのは、自販機のお茶。
差し出した相手は、まさかのA
『お礼だよ』
ふわりと俺に向けられた、滅多に拝むことのできないAの優しい表情に、
どこか女らしさを感じ、変にﾄﾞｷﾞﾏｷﾞしてしまう
「あ、さ、さんきゅ」
『ん、』
またいつもの表情に戻り、更にふてくされた黒子にも笑いながらお茶を渡すAを見ていると
どうにも先ほど感じていた小さな幸せでは
満足できなくなっちまった
ラッキーアイテム
革ベルト
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ｶｽﾃｨｴﾙ - なんで誠凛に花宮が居るの？ (2017年1月14日 9時) (
レス) id: 1dd0ddd6de (このIDを非表示/違反報告)
萌緩(プロフ) - 黒咲さん» ありがとうございます！全然更新できなくて申し訳ないです...頑張ります！ (2016年10月26日 1時) (レス) id: 16d78e2194 (このIDを非表示/違反報告)
黒咲 - 時々笑ってしまうシーンもあり、楽しく読ませていただいています♪更新頑張ってください！ (2016年10月16日 23時) (レス) id: cbf578f0f4 (このIDを非表示/違反報告)
萌緩(プロフ) - リリー＊さん» ありがとうございます。 本当に更新遅くて申し訳ありません。これからもどうぞよろしくお願いいたします 頑張ります (2016年7月27日 17時) (レス) id: 2fd9d16124 (このIDを非表示/違反報告)
リリー＊ - とっても面白いです。これからも更新頑張って下さい応援してます！ (2016年7月17日 21時) (レス) id: 464be8782c (このIDを非表示/違反報告)
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