佐久早くんって美味しそうだよね【古森元也】

もぐもぐ34 ページ34

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『わ、見て、イワシの大軍』

「俺いつもこいつら食べてるのかあ…」

『それ水族館では禁句のやつだよ』


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「どなたか、イルカとハイタッチしてみませんか？」

「Aちゃん、行ってきなよ」

『ええ、恥ずかしい』

「じゃあ一緒に行こ。はい！」

「お！そこの仲良しカップルのお兄さん！お二人とも前にどうぞ！」



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『ペンギン…可愛い…』

「ペンギンに釘付けのAちゃんも可愛いよ(笑)」

『茶化さないでいいから！』

「ごめんごめん」



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楽しい時間はあっという間。


午前中に入場したはずなのに、気づけばもう夕方だった。



「そろそろ帰ろっか」

『そうだねー』



お腹が空いたので何か食べて帰ろうか、ということで、水族館の近くのファミレスに寄る。


元也くんが頼んだのはハンバーグ。
私が頼んだのはオムライス。



ここでもまた、子供かよ、と笑いあった。




ご飯を食べたあとは帰路につく。


今日一日を振り返るように、会話に花を咲かせながら帰った。



家の前まで送ってもらい、元也くんとばいばいする。



部屋に入っても、余韻は抜けなかった。




一日一緒にいたのに、会話が途切れることもなく、ひたすら楽しかったなあ。


やっぱり元也くんって凄いや。




今日はすごく楽しかったな。




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