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８ ページ10
Aside
学校が終わり、寄り道をしているとすっかり遅くなってしまって、日も暮れようとしていた。
A「……みやびちゃん？」
みやび「…Aちゃん」
夕暮れで分かりづらいが、目元にうっすらと涙の跡が残っている。
A「………何か、あったのですか？」
みやび「……………皆さん、何のために戦うのでしょうか…」
A「何のために、ですか」
みやびちゃんはこくり、とうなずく。
A「…………それが、運命(さだめ)だからでしょうね」
みやび「…信長くんと同じことを仰るのですね…」
A「織田さんも？」
みやび「ええ、同じことを仰っておられました」
A「そうですか…
いつの時代も、変わらないものですね」
みやび「え？」
A「いえ。…さ！もうこんな時間です、お家まで送ります」
みやび「それではAちゃんが危ないのでは…」
A「こう見えても護身術を嗜んでおります！
それに…今のみやびちゃんを一人に出来ません」
みやび「Aちゃん…、」
→
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作者名：まる | 作成日時：2022年9月23日 16時
