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「大先生、そこで止まって」
インカムからロボロの声が聞こえてくる。
目の前にあるのはこじんまりとした、倉庫。
通った来た道も裏路地で、人気も少なかった。
「明らかにここやな…」
GPSの信号はここをさしていた。犯人もスマホのGPSを気にしないくらいだからアホに違いない。
「はよ行こうや」
「ゾム今日慌てすぎちゃう？」
「ほんまやで、どうしたん」
俺の言葉にコネシマとシャオロンが食いつく。別にそんなことはないと思うけどなあ。
「ゾム、案外ああいう子が気になっちゃうタイプなん？」
大先生が笑う。別にそういうわけじゃない。
でも俺がなんでこんなに必死になってるかはわからない。
「扉んとこまで行こか」
車のドアを開けた、その時。
『触らないで！！！』
声が聞こえてきた。
＿＿＿＿
「今更何言ってんだか」
「強がってたんだな、カワイイ〜」
つくづく意味わからない男達だ。
こんなオタクのどこがいいんだよ！
怖さを空元気で誤魔化す。
『ハァ…ハァ……』
恐怖と体調不良が重なり、少し息が荒くなってしまう。
そんな私に目もくれず彼らは足に触ってくる。
『……誰か』
誰も助けに来てくれるわけがないのに、どこかで助けを求めている私がいる。
「誰も来てくれねえぜ、お前なんかのためにはな！」
「……やめて」
何も考えたくなかった。涙が出てくるのを抑え、抵抗しようとした、その時、
ﾊﾞﾝ！
「な！？」
ドアが大きな音を立てて開く。
次の瞬間、私の目の前の男達は全員倒れていた。
何が起きた？思考が追いつかない。
「A、大丈夫か！！？」
目の前で血液がついたナイフを持ちながら、私の頬を触ってくるのは
ゾム様。
なんだか久しぶりに見たその顔に安心してしまい、力が抜け、瞼が閉じてくる。
心配そうなゾム様の顔を最後に、意識を失った。
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保冷剤 - ( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞｯﾊｯ!! 訳：素敵な作品ですね (7月2日 21時) (
レス) @page37 id: 0fad1da900 (このIDを非表示/違反報告)
くもり。(プロフ) - はじめまして！くもり。と申します（＾ω＾）私の友達にイラストを描いている子が居るのですがこの作品を勧めたところ漫画にしてみたい！等と言い出したのですがどうでしょう？あととても素敵な作品ありがとうこざいました！まだ途中ですが読み進めていきます！ (2020年12月22日 19時) (レス) id: 42e6b9308f (このIDを非表示/違反報告)
ぴか。(プロフ) - アケメネスさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！ (2018年8月31日 0時) (レス) id: 9dcc180f4f (このIDを非表示/違反報告)
アケメネス(プロフ) - トキメキで死亡(素敵な作品をありがとう。) (2018年8月30日 22時) (レス) id: ba4ae53b18 (このIDを非表示/違反報告)
ぴか。(プロフ) - うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい←さん» 応援ありがとうございます、続編へ移行しましたのでそちらもぜひ読んでいただけたら嬉しいです！ (2018年7月2日 1時) (レス) id: 9dcc180f4f (このIDを非表示/違反報告)
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