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「やっぱり、結構前からひとつの場所から動いてないみたい」
ロボロが部屋に飛び込んできた。
「やはりか」
「どこかわかるか」
「うん。結構治安が悪そうなところっぽいね…ここの倉庫みたいな建物やな」
グルッペンとトントンの言葉に、ロボロが不安げそうに言う。
「場所がわかったならこっちのもんやな！」
呑気なコネシマを睨む。今どうなってるかもわからんのに。
「今回は幹部だけで隠密に行こうと思う」
オスマンの言葉にみんなが頷く。彼女のことは兵士たちにはまだ伝わっていないらしいし。
「じゃあ鬱、車出してくれ」
ゾムを先頭にシャオロンとコネシマで助け出す、そしてトントンはとりあえず車で待機だな」
グルッペンの言葉に気を引き締める。
「任せろや」
装備しているナイフを握りしめる。早く犯人をぶち殺 したい。その衝動に駆られていた。
＿＿＿＿
『……』
結局あれからは何もされていない。案外ヘタレな犯人でよかったなと心の中で思う。
「なんだその表情は」
「余裕ぶっかましやがって！」
突然2人部屋に入ってきて、3人が揃ってしまう。
「これからどうなるかわかってねぇな」
『……キモい』
現代JKのような言葉も一言スパッと言ってみる。
男たちはみるみるうちに頭に血が上って行ってる。
「お前！！」
突然手と足の拘束が解け、男たちに捉えられる。気持ち悪い、触らないでくれ。
『…やめて』
「やめてって言って辞めるわけないだろ」
「それにお前のことを助けに来るようなやつはいないだろ？」
「ゾムｻﾏが助けにくるわけでもない」
何かから突き放された気がした。
男達の言葉はまさに図星だった。
そうだ、私がさらわれたことは誰も知らない。そのうえ、親も国内にいない。同じところに住んでいる人でも、私のことを知ってるのは幹部様だけ。
幹部様が一般人のためにそんなにするわけない。
誰も私のことを助けてくれない。
『……イヤだ』
突然涙が出てくる。ダメだ、弱い所を相手に見せてはいけない。
そう講演会でゾム様は言っていた。
「へへ」
にんまりと気持ち悪い笑顔で笑う男達が近づいてくる。
『触らないで！！！』
大声をあげるも、寝不足と体調不良で意識は朦朧としていて、その声が大きいかさえわからない。
どうしよう。
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保冷剤 - ( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞｯﾊｯ!! 訳：素敵な作品ですね (7月2日 21時) (
レス) @page37 id: 0fad1da900 (このIDを非表示/違反報告)
くもり。(プロフ) - はじめまして！くもり。と申します（＾ω＾）私の友達にイラストを描いている子が居るのですがこの作品を勧めたところ漫画にしてみたい！等と言い出したのですがどうでしょう？あととても素敵な作品ありがとうこざいました！まだ途中ですが読み進めていきます！ (2020年12月22日 19時) (レス) id: 42e6b9308f (このIDを非表示/違反報告)
ぴか。(プロフ) - アケメネスさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！ (2018年8月31日 0時) (レス) id: 9dcc180f4f (このIDを非表示/違反報告)
アケメネス(プロフ) - トキメキで死亡(素敵な作品をありがとう。) (2018年8月30日 22時) (レス) id: ba4ae53b18 (このIDを非表示/違反報告)
ぴか。(プロフ) - うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい←さん» 応援ありがとうございます、続編へ移行しましたのでそちらもぜひ読んでいただけたら嬉しいです！ (2018年7月2日 1時) (レス) id: 9dcc180f4f (このIDを非表示/違反報告)
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