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『ん…？？』
目を開けると明らかにいつもの自分の部屋ではない。首元の痛みに、昼間の事件を思い出す。
「やっと起きたか」
「遅かったな」
目の前には3人の男。その中の一人には、少し見覚えがあった。
『ゾム様と鬱様の講演会にいた……』
「よく覚えてるじゃねーか」
『な、なんで私を…』
「そりゃ、気に入ったからに決まってるだろ？」
ニヤリと笑う男に鳥肌が立ってしまう。本当にこんな人いるんだと、少し呑気なことを考えてしまう。
「俺たち元々幹部なんかには興味ねえんだ。」
「そうそう、講演会でいい女を見つけるだけ」
『は……？？』
遠回しに幹部様を馬鹿にするような態度。許せない。反射的に殴りかかろうとしてしまう。
『！！』
知らない間に手足が拘束されていたことに気づく。
「馬鹿だなぁ、俺がつけたGPSにも気づかねえんだもんな」
大声で笑う男に苛立ちを感じる。
『そんなの、いつ着けたんだよ…』
「それさえもわかんねえのか！」
主格の男の言葉に周りにいる2人も笑う。腹立たしい。その一言につきるが、あいにく私は囚われの身。下手に暴言は吐けない。
「ぶつかっただろ、１回」
『……』
思い出した。数日前の下校中に男にぶつかったことがある。
抵抗できる手段はなく、ただただ相手を睨む。
「そんなの怖くもなんともねぇな！」
「てゆーか、お前、城に住んでるんだな！GPSでバレバレなんだぜ」
まずい。友達にさえ言ってない事実を握られる。
「お前が下手なことしたら、お前の大好きなゾムｻﾏがどうなるかわかってるんだよな？」
『な！ぞ、ゾム様があんたたちに負けるわけがない…』
「はは！でもその手足じゃなんにもできねーか！」
嗚呼、とんでもないことになってしまった。
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保冷剤 - ( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞｯﾊｯ!! 訳：素敵な作品ですね (7月2日 21時) (
レス) @page37 id: 0fad1da900 (このIDを非表示/違反報告)
くもり。(プロフ) - はじめまして！くもり。と申します（＾ω＾）私の友達にイラストを描いている子が居るのですがこの作品を勧めたところ漫画にしてみたい！等と言い出したのですがどうでしょう？あととても素敵な作品ありがとうこざいました！まだ途中ですが読み進めていきます！ (2020年12月22日 19時) (レス) id: 42e6b9308f (このIDを非表示/違反報告)
ぴか。(プロフ) - アケメネスさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！ (2018年8月31日 0時) (レス) id: 9dcc180f4f (このIDを非表示/違反報告)
アケメネス(プロフ) - トキメキで死亡(素敵な作品をありがとう。) (2018年8月30日 22時) (レス) id: ba4ae53b18 (このIDを非表示/違反報告)
ぴか。(プロフ) - うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい←さん» 応援ありがとうございます、続編へ移行しましたのでそちらもぜひ読んでいただけたら嬉しいです！ (2018年7月2日 1時) (レス) id: 9dcc180f4f (このIDを非表示/違反報告)
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