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果物で小休憩した後は、最後の追い込みに熱を入れる。
教えてくれる人がいる内に終わらせたい気持ちはみんな同じだからか、今度は集中も切れることなく最後までやり遂げることができた。
「やっぱり、集中してできる環境があると違うなぁ」
「半分遊んでたくせに、よく言うわ?」
とか言いつつ、キミも結構楽しんでたよね?
内心ツッコミつつ靴履きを終え立ち上がった。
ふと、肩に手が乗り耳元で風が吹く。
「―――せっちゃん……」
ひっそり話しかけてきた由唯くんにウチは無言の目を向けた。
「よそ見せず、まっすぐ帰ってね?」
『―――ほえ?』
思わず漏れた素っ頓狂な声に由唯くんはクスリと笑いながら身を引いた。
よそ見せず?どういう意味だろ……
「刹那ー早くー」
『あ、うん』
じゃぁねと手を振り由唯くんに後ろ髪を引かれつつも、ウチは友人に呼ばれこの場を去った。
────あ、玩具とチュール 持ってくるの忘れた。
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作者名:しゃっぽ、kohaku x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年8月3日 23時