私の苗字、稲葉です (ページ29)

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魔法ページ29

私のパパとママは何かあるといつも抱きしめてくれる

嬉しい時、楽しい時、悲しい時、怖い時どんな時でも抱きしめてくれる

ママはいつも優しく抱きしめてくれて、、
パパはいつも力強く抱きしめてくれる、、

それが、
魔法のように落ち着かせてくれる
そんな両親が大好き

昔悲しいことがあり抱きしめられた時に聞いたことがある
どうしていつもAを抱きしめてくれるの？って
そしたら「パパの力をあげてるんだよ」って
でも私が嬉しい時も抱きしめてくれるよ？って聞き返すと
「それは、パパがAから力をもらってるんだよ」ってそう言われた

当時は、そっか…パパの力を貰っていたから強くなれたんだなって素直に思ってた、、、
今でも、本当に力をもらっているのかもって思えるぐらいだ、、、不思議…ってるの

そんなことをふと考えていると、ソファの隣にパパが座ってきた

「ねぇ、パパ？」

稲「んー？」

「もしかして、魔法とか使えたりする？」

ぶふっと飲んでいたハーブティーを吹き出していた笑

稲「ごほっごぼっっえ…？どうした？笑」

パパがこぼしたハーブティーをティッシュで拭きながら、、先程の吹き出し具合を思い出して笑う

「もーパパ、、口拭いてー笑こんな姿ファンの人達に見せれないよ笑笑」

稲「Aが変なこと聞くからでしょ？笑」

そこら中にハーブティーが飛び散って、2人で大笑いした
ひぃひぃ言ってる私をみて、パパが笑う
お、おなかが、、痛い笑

稲「あー笑った、、、なんだっけ ……魔法？なんで？笑」

「さっき、昔のことを思い出してて、、、、パパとママってたくさん抱きしめてくれるなーって
小さい時にどうしてって聞いたこと覚えてる？」

稲「あーあったね、、覚えてるよ
パパの力をあげるために抱きしめてるんだよって答えたやつでしょ？」

「そうそう！覚えてたんだ〜」

稲「当たり前でしょ、、、今も可愛いけどあの時も可愛かった」

遠い目して思い出にひたってる……

「あ、、ありがとう、、、でね、その時からずっと思っていた事があって、、、」

稲「ん？なに？」

「パパとママに抱きしめられると本当に元気もらえるし強くなれるんだよね、、、、ずっと不思議で、、」

稲「それは、パパも一緒だよ、、、」

「え、、そうなの？」