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＿＿＿ ページ8
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「いろちゃん、なんか元気ない？」
『いや、そんなことはないけど、、、？』
シャークんに言われてぶるーくと顔を洗いに行った帰りに、突然ぶるーくが顔を覗き込んできた。
眠ったおかげで昨日の寝不足はかなり良くなったし、顔を洗ったからかなりすっきりもした。
あぁ、でも
『せっかくみんなで来たのに、自分だけ眠っちゃってたのは
ちょっとだけ寂しい気もするね』
自分で言ってて恥ずかしくなってきたから少しだけ俯く。
「、、、んふふ」
隣から笑い声が聞こえて、逸らした顔をもう一度向けた。
さっきまでの私と同じように顔を背けたぶるーくが、堪えきれない、という様子で笑っていた。
『、、、なんで笑ってんのさ』
じとり、と睨んでみてもあまり効果はないようだ。
「いや、、、なんでもないよ」
なんでもないはずが無いのに、ごまかされてしまった。
「まぁまぁ、旅はこれからだし楽しもうね」
『あんまり表情に出ないタイプだと思ってたんだけど、よくわかったね』
「何年の仲だとお思いで〜？きんさんも察してたよ」
『えぇ〜、、、なんか恥ずかしいな』
*
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作者名：ユウ | 作成日時：2023年7月20日 10時
