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『結構早く着いた、、、ね』
「まぁ、わざと早めに来たしな」
こっちはもう心臓がバクバクしてるのに、前にいるシャークんはかなり落ち着いている。
「いろはにさん大丈夫?」
『ア、ハイ!』
しにがみさんに聞かれて反射で返事をしたが、ぜんぜん大丈夫じゃないぞ。
今ガンガン寿命が縮んでる。間違いない。
「これ以上待ってもアレだし、入るぞ」
『ウッ、、、シャークんから入って良いよ!』
せめてもの強がりも、完全に見透かされているようだ。
、、、ちょっと溜め息ついただろ。
なんか変な目で見られなかった!?
確かに初めましての方ばっかだよ!!
でもさ、なんかこう、、、一瞬、時が止まったっていうか、皆こっち見たよね!?
いや、きっと自意識過剰だ。うん、見られてのは私じゃない。
そうだ、きっとシャークんがカッコよかったんだよ。ぺいんとさんと死神さんも居たし。
うんうん。いっつも自意識過剰なんだから!
シャークんがぶるーくやスマイルにどの人が誰か、紹介している横でひたすら脳内会議を繰り返す。
見られたような気がしたんだけどなぁー、というまだ頭の中に残っていた自意識過剰のかけらを振り払う。
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作者名:ユウ | 作成日時:2023年7月20日 10時