"普通"じゃない【五条悟】 ページ8
「虎杖くん、ごめん」
悠「ごめんじゃなくて、ありがとう、だろ？」
「うん、ありがとう」
任務にしくじった私は足を怪我した。
たいしたことないって言ったけど、虎杖くんがおんぶしてくれている。
悠「それにしても、大丈夫か？悩み事でもあんの？」
「え？いや、ううん。大丈夫」
自分の、虎杖くんへの気持ちに気づいたからとはとても言えない。
任務中だというのに虎杖くんのことが気になってつい集中力を途切らせてしまった…そこを呪霊にやられた。
五「A、大丈夫？ちょっとおいで」
「あ、はい。虎杖くん、ありがとう」
五「乗って」
「は、はい」
悠「…」
虎杖くんの背中から、五条先生の背中へ。
同じ男の人でもやっぱり全然違う。
二人ともがっちりはしてるけど、何か違う。
五「A、明日から地下室ね」
「え！」
五「え！じゃない。自分でもわかってんでしょ？このままじゃ確実に死ぬからね」
「…はい」
五「誰とも会うの禁止ね」
「…はい」
五「僕はいつでもいるから」
「はい」
地下室は、虎杖くんが復活した際に五条先生が作った部屋。
テレビとソファしかない簡単な部屋。
虎杖くんみたいに私も永遠とDVDを見る羽目になりそう。
部屋に着くなり、先生が足の手当てをしてくれる。
五「悠仁はやめときなよ」
「…え？」
五「宿儺の器だよ」
「知ってますけど…」
五「知らないでしょ？何も。宿儺の器の最期」
「長生きしないのは知ってます」
五「そうじゃなくて。宿儺の指を飲んだ時点で彼の人生は"普通"じゃない。"普通"の恋もできない運命になったんだよ」
「それは私もじゃないですか。呪術師は"普通"の恋愛ができない」
五「だから"普通"じゃない二人ならいけるとでも？そんな甘くないんだよ、A」
いつものふざけた声色じゃない五条先生に思わず涙が出る。
「…っ、」
五「泣かすつもりじゃなかったんだよ。おいで」
五条先生の腕の中に収まる。
…呪術師は恋愛すらまともに出来ない。
それがこんなにも辛いなんて。
五「僕がAを守るよ」
「先生、」
五「僕、最強だから」
「頼もしいですね」
先生はそっと私のおでこにキスをする。
不思議と眠くなってきた…瞼が勝手に落ちる。
五「僕だけを見ていればいいんだ」
「…せん、せ…、」
五「君は誰にも渡さない」
「…、」
五「どんな手を使ってでも君を守る」
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浅井(プロフ) - 刻卯さん» リクエストありがとうございます！只今全力で作成中です！しばしお待ちを！ (2021年3月11日 3時) (
レス) id: bf0e9c47ed (このIDを非表示/違反報告)
浅井(プロフ) - yuunaさん» リクエストありがとうございます！全力で作成させていただきます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2021年3月11日 3時) (レス) id: bf0e9c47ed (このIDを非表示/違反報告)
刻卯(プロフ) - はじめまして！リクエスト失礼致します！五条先生で両片想いをお願いします！ (2021年3月10日 22時) (レス) id: 1c6cfaebb6 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna(プロフ) - リクエスト失礼します！五条悟で夢主がメンヘラな五条の事怠いな〜と思って冷たくしてたら五条が泣き騒ぐ話を見たいです (2021年3月10日 18時) (レス) id: a73b6209c2 (このIDを非表示/違反報告)
浅井(プロフ) - ３８１さん» めっちゃ嬉しいラブレターありがとうございます！めっちゃ励みになります。浅井頑張りまくっちゃいます！381様もお身体に気をつけながら読んでください！ (2021年3月1日 20時) (レス) id: bf0e9c47ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浅井 | 作成日時：2021年2月25日 11時
