おねだり【五条悟】 ページ28
五「A、何してんの？」
「見りゃわかんでしょ、上の物取ろうとしてんのよ」
五「ふーん」
「ふーんじゃなくて、手伝えよ」
五「どうしよっかなー」
「…ムカつく」
同じ三年の五条悟はとにかく意地悪というか、性格が悪い。
顔と才能を貰う代わりに性格は最悪にされたんだと硝子が言ってた。
五「もう少しなのになー」
「うるさいな、わかってるわ。てか、手伝わないならあっち行け」
五「えー」
「えーってなんだ、えーって」
五「取って欲しい？」
「当たり前でしょ」
五「可愛くおねだりしたら取ってやるよ」
「無理」
可愛くおねだり？私に出来るわけないでしょ。
しかも傑にならまだしも、悟だけにはしたくない。
「あークソ。脚立借りてこよ」
五「俺におねだりすりゃいいじゃん」
「嫌だっつってんの」
五「あっそ」
先生に脚立借りに行こうと振り向いた瞬間、私の目の前には壁、じゃなくて、悟の胸。
「へ？」
五「仕方ないから取ってやるよ」
いや、取り方。
わざわざ私を棚と自分で挟む必要あるかい？
しかも左手で何故かがっちりホールドされてるし。
「は、早く取って」
五「ん？」
近い。
とにかく近い。
上を見ればすぐ悟の顔だし、身動きできないし、もうほんとなにこれ。
五「なぁ、」
「なに」
五「こっち向け」
「は？なんで、」
五「向いたらどいてやる」
「はい、向きましたけど」
五「…」
「な、なに」
ムカつくほど綺麗な目。
その目で私をじっと見つめる。
「何ってば」
五「ちゅーしてい？」
「は？」
何言ってんだクソが、の言葉は一言も言えず、私の唇は塞がれる。
「…な、なにして、」
五「だから、ちゅーじゃん」
「いや、ちょっと待て」
五「なに？」
「好きでもないやつに何してんの？発○期？」
五「ん？好きだからキスした、それだけ」
「は？」
好きだからキスしたって、え？いや、そのまま捉えたらそのままの意味にはなるわけだけど、え？は？
五「もっかい」
「え、ちょ、」
私も逃げればいいものを、逃げないのは私も好きだから。
…好きなんだよ、こんなやつでも。
深いキスされても応えちゃうもん。
「ん…っ、はぁっ、死ぬ！」
五「えろい」
「うるさい！てか、さっきから…」
五「ん？」
「"何か"当たってる、」
五「発○期ですから」
「変態！」
五「俺の部屋、行かない？」
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浅井(プロフ) - 刻卯さん» リクエストありがとうございます！只今全力で作成中です！しばしお待ちを！ (2021年3月11日 3時) (
レス) id: bf0e9c47ed (このIDを非表示/違反報告)
浅井(プロフ) - yuunaさん» リクエストありがとうございます！全力で作成させていただきます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2021年3月11日 3時) (レス) id: bf0e9c47ed (このIDを非表示/違反報告)
刻卯(プロフ) - はじめまして！リクエスト失礼致します！五条先生で両片想いをお願いします！ (2021年3月10日 22時) (レス) id: 1c6cfaebb6 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna(プロフ) - リクエスト失礼します！五条悟で夢主がメンヘラな五条の事怠いな〜と思って冷たくしてたら五条が泣き騒ぐ話を見たいです (2021年3月10日 18時) (レス) id: a73b6209c2 (このIDを非表示/違反報告)
浅井(プロフ) - ３８１さん» めっちゃ嬉しいラブレターありがとうございます！めっちゃ励みになります。浅井頑張りまくっちゃいます！381様もお身体に気をつけながら読んでください！ (2021年3月1日 20時) (レス) id: bf0e9c47ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浅井 | 作成日時：2021年2月25日 11時
