土方とのラブシーン騒動 ページ37
貴方side
ん………………。
私は夢の中にいるのだろうか。
なんだか頭がフワフワする。
誰………………?
松陽……………先生…………?
誰かが、私の額に手を当てている気がする。
ちょっとひんやりしていて、だけど優しい感じで、気持ちいい。
だけどその優しい手は、私から遠ざかっていってしまう。
待って……行かないで…………………
私を置いて遠くに………………………
行かないで……!!
貴「っ………!!」
ガバッと思いきり体を起こす。
見慣れた部屋が視界に入る。どうやらここは屯所にある私の部屋みたいだ。
そうだ。私が拐われて、沖田が助けてくれて…………あぁ。あの後私気を失っちゃったのか。
それでそのまま真夜中まで寝ていたと。
沖田にお礼言わなきゃなぁー。
あ、でも寝顔見られた。絶対からかわれる。
そんなことを思っていると、ふと右手の違和感に気づく。
あれ…?
なんかちょっと温かい………?
そう思って右手の方を見ると、私は誰かの手を握っていた。
貴「……………え……」
慌てて手を離し、上を向くとそこには
私の机の上で寝ている土方さんの姿が。
そして横には大量の報告書や始末書。
ぇええええ!?
え……何で土方さんここで寝てるの?
ここ、私の部屋だよね?
そして何で私は土方さんの手を握って…………?
この謎の状況に首をかしげつつ、
土方さんを起こさないようにそーっと
移動して大量の報告書や始末書を見る。
…………ってこれ!!
ほぼほぼ全部、私が書かなきゃいけない奴じゃん!!!
……………一部沖田のだけど……。
ここに土方さんがいる理由はわからなかったが、土方さんが私の分の報告書や始末書を書いてくれたのだけは分かった。
ハァー。
鬼の副長とか言われてるけど、本当は優しいんだよなぁ………。
今度マヨネーズ奢ろう。
そう誓いつつ、私は少し残っている報告書や始末書を片付け始めた。
土方とのラブシーン騒動2→←作「銀祭り行きたかったぁあああああああああ!!!!」貴「うるさい。」
117人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紺花(プロフ) - なるほど!確かにそうした方が良いですね!ご意見ありがとうございます。 (2019年5月19日 20時) (レス) id: cae5bd0cc0 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続編きたぁぁ!!めっちゃ気になります。頑張ってください!!あと、神威と神楽の件ですが、神楽はそのまま、神威は「威」と表記するのはどうでしょう?長文失礼しました(^-^; (2019年5月19日 18時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 更新頑張って!!応援してます♪ (2019年5月3日 16時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
零 - もちろんです!!応援してます♪ (2019年4月29日 18時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
紺花 - めっちゃ恥ずかしいです。どうぞこれからもよろしくお願いします。 (2019年4月29日 17時) (レス) id: d4133f4673 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紺花 | 作成日時:2018年11月5日 21時