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沖田との見回り3 ページ30

貴方side

男の仲間であろう奴等がニヤニヤしながら近づいてくる。
およそ20、いや30人以上はいるだろう。
囲まれたらヤバイ。後ろの通路だけは守らないと。

「悪いなぁ真選組の副長補佐さんよぉー。俺の部下があんたに撃ったのには毒をぬっておいたんだ。数分で意識はなくなるぜ?」

気持ち悪い笑みを浮かべながらボスらしき人物は言った。
くそっ!!毒のせいで手足は痺れ、意識が薄れてくる。
だけど今気を失うわけにはいかない。
護るべきことが私にはある!!

貴「これに助けてって言いながら逃げて!必ず誰かが助けてくれる!」

私は女の子に屯所に繋がる通信機を渡した。

女の子「え……?で、でも!!」

貴「大丈夫。ここは私が絶対に食い止める。
お願い!逃げて!!」

女の子「っ……うん!!分かった!!」

そういうと女の子は私の背後の道へと走っていった。

さて……なんとかしてこいつら止めないとな。さっきは余裕ぶっこいて見せたが、本当は今にも意識が途切れそうだ。
なんとかして刀を抜くが戦えそうではない。







あれ……?でもおかしくないか?
私は違和感に気づいた。こいつら、まったくもってあの女の子を追いかけようとしない。
まるであの子が目的ではないように。




「ハハッ。俺らの目的はあんなガキじゃねーよ!本当の目的はてめぇだ。俺らは今までに捕まえた女共を売ろうと思っているんだが、真選組に目をつけられちまった。そこで、てめぇを人質にして、手を出せないようにしようってわけ。」



男達が一斉に私の周りを囲う。




くそ。本当に捕まえたかったのは私ってわけ………か…………。





「おやすみ〜真選組の女隊士さん?」




っ誰か…………助け……………………て…………………………………





薄れゆく意識の中で、沖田が気づいてくれるといいな。なんて思いながら私は意識を手放した。

逆刃刀の女との見回り→←沖田との見回り2



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紺花(プロフ) - なるほど!確かにそうした方が良いですね!ご意見ありがとうございます。 (2019年5月19日 20時) (レス) id: cae5bd0cc0 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編きたぁぁ!!めっちゃ気になります。頑張ってください!!あと、神威と神楽の件ですが、神楽はそのまま、神威は「威」と表記するのはどうでしょう?長文失礼しました(^-^; (2019年5月19日 18時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新頑張って!!応援してます♪ (2019年5月3日 16時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
- もちろんです!!応援してます♪ (2019年4月29日 18時) (レス) id: b9ca4b6036 (このIDを非表示/違反報告)
紺花 - めっちゃ恥ずかしいです。どうぞこれからもよろしくお願いします。 (2019年4月29日 17時) (レス) id: d4133f4673 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紺花 | 作成日時:2018年11月5日 21時

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