逆刃刀の女3【銀魂】

沖「土方さん、コンコッココンコン♪副長の座よこせ〜♪」貴「ありの〜ままの〜わさびになるの〜♪」土「ディズニーに怒られる未来しかねェ。」沖貴「少しも怖くないわ。(ウソ)」 ページ7

貴方side






貴「ねぇ、松陽先生はどこから来たの？」




松「そうですね。何処から来たと思いますか？」



貴「うーん…。あ！すっごく松陽先生は強いから、宇宙人とか！？」





松「ふふっ。宇宙人ですか。…あながち間違いではないかもしれません。





………Aは、もし私が宇宙人だったらどうしますか？」







貴「？どうもしないよ？

だって、松陽先生は松陽先生でしょ。

もし先生が宇宙人でも、私の家族なのに変わりはないし、


優しくて強くてかっこいい、


私の大好きな、


吉田松陽先生は世界でたった一人だけだから！！」







松「…………そうですか。ありがとう、A」




いつも優しく微笑んでいて、偶にひどく寂しそうに、虚ろな目で遠くを見ていたあの人の、あんな表情を見れた私は幸運だったと思う。







驚きで瞳を少しだけ揺らして、照れたように口角を上げながら、喜びが満ち溢れている優しい優しい笑顔。





貴方のその表情が、何年たっても頭の中にこびりついて、消えない。





ねぇ、だからさ、松陽先生。




ありがとうなんて、言わないでよ。





貴方にありがとうを言わなきゃいけないのは、私なのに。



貴方に救ってもらったのは、返しきれない大きな恩があるのは私の方なのに。





ありがとうって言いたかった。





貴方ともっと、同じ時間を過ごしたかった。



銀時達と一緒に、松下村塾に戻りたかった。





貴方や仲間と共に、生きたかったっ…。






護れなかった。




貴方を。仲間を。大切な子を。




護れなかった。



貴方の想いを。仲間の想いを。大切な子の想いを。







あぁ。だから私は何度でも夢をみる。




貴方が処刑される夢を。






どうしてっ！！！！私の身体は動かないの！？！？




こんな命、今すぐ差し出すから！！私がなんだってするから！！！




だからその人を、殺さないで！！！！！





松「…ありがとう。」




キィィン！！！








貴「ぅぁあああああああっ！？！？！？」




ゴンッ！！！



鈴「痛ッ！！！！！」


飛び起きた瞬間、頭に衝撃が走った。私の額と鈴葉さんの額が思いっきり当たったのだ。



鈴「っ〜〜！！！……お、起きられましたか？
準備が終わりましたので起こそうとした所、なにやら魘されていられたので、顔色を見ようと顔を覗き込ませて頂きました。



……チッ。もう少しでキスできたのに。」



貴「待って。夢の内容吹っ飛ぶくらい怖いことサラッと言わなかった？？ここはまだ夢？？」

貴「で、なんで私を気絶させたんですか？」鈴「抵抗されると面倒でしたので、つい♪」貴「あなたは強盗犯か。…え？待って？まさか私の裸み」鈴「隅々まで見せていただきましたわ♪」貴「ぎぃあああ！！！」→←男装

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