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何か触れたような感覚がして、ゆっくりと意識が覚醒する。
重い瞼をゆっくり開けると、
そこにはすぐ近くにジョンハンくんがいて、ゆっくりと近づいてきて私の唇にジョンハンくんの唇が触れた。
驚いてなんとか起き上がると、ジョンハンくんは驚いた様子もなく
「あ、A起きた」
と言った。
まだお酒が残ったままでくらくらする頭で考える。
確か3人で乾杯して、すごく楽しくて調子に乗って久しぶりのお酒なのに沢山飲んじゃって、眠くなって…
次に起きたら今だったはず、、
どう考えてもジョンハンくんが私にキスしたことにつながらない。
「???」
訳もわからず部屋の壁を見つめていると、
「あは、Aめっちゃ混乱してる」
と笑うジョンハンくんの後ろから
「何も考えなくていいよA。
僕たちに身を任せてればいいから。」
と言って近づいてきたジョシュアくんの唇が私のものと重なる。
「…!、!?」
さらに訳がわからなくてフリーズしていると、
ぬる、と熱い何かが、私の口内に入り込む。
それは紛れもなくジョシュアくんの舌で、私はどうにか離れようとするけど、ベッドに縫い付けられるように抑えられた手首がそれを許さない。
「っ、ん、ぁ…」
そんな間にもジョシュアくんの舌が私の口内を蠢いては刺激してきて、元々アルコールのせいで正常に機能していない脳がどんどん溶けていく。
どんどん意識が口内に集中して、体が熱を帯びるのがわかる。
ゆっくりとジョシュアくんが離れると、
ジョシュアくんの唇はどちらのものかもわからない唾液に濡れて怪しく光っていて、
「A、可愛い」
と微笑むジョシュアくんの頬が少し紅潮していて、背筋がぞくりと甘く痺れるのを感じた。
「…俺もいるんだけど?」
と、ジョンハンくんが近づいてくると、また唇が重なって、少しずつ口づけが深いものになる。
頭がぼーっとして、気持ちよくて、ジョンハンくんと私の唇の間から吐息が漏れる。
「んん、ふ、っぁ、」
私の口からこぼれる甘さを孕んだ吐息に満足したのかゆっくりとジョンハンが離れる。
髪をかき上げて妖艶に笑うジョンハンくんは、いつものジョンハンくんじゃないみたいで、どうしようもなく胸が高鳴る。
「A、本当に可愛い。
…僕たちのものになって?」
なんてジョシュアくんはそう言いながら私にまた口付けて、私を押し倒した。
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カフェ猫(プロフ) - このお話本当に大好きなので更新とても嬉しいです!これからも応援しています! (2023年3月28日 0時) (レス) @page39 id: a49030b8db (このIDを非表示/違反報告)
ゆいか(プロフ) - みいなさん» めちゃくちゃ嬉しいですありがとうございます( ; ; )私自身そこが書いていて楽しい部分なので、可愛いと思っていただけてすごく嬉しいです♡これからも不定期更新にはなりますがまたぜひ見にいらしてください♡ (2022年11月2日 23時) (レス) id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - ゆいかさんのNCTのお話が大好きでよく読ませて頂いていたので、セブチのお話も読めて凄く嬉しいです…!♡ジスハンに丸め込まれてる主人公ちゃんが可愛くて、これからの展開が楽しみです〜( ◜𖥦◝ ) (2022年9月25日 13時) (レス) @page30 id: 6dadd51152 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいか(プロフ) - みいなさん» みいなさま、コメントありがとうございます!もしかしてnctから読んでくださってた感じですかね…?( ; ; )喜んでいただけてすごく嬉しいです、不定期更新にはなりますがまたぜひ見てやってください!♡ (2022年9月18日 0時) (レス) id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆいか(プロフ) - いずみさん» いずみさま、コメントいただきありがとうございます!大変嬉しいです( ; ; )大分更新に時間が空いてしまったのですが、これからは少しずつ更新の頻度も増やせるように頑張りますので、またぜひ見てやってください!♡ (2022年9月18日 0時) (レス) id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆいか | 作成日時:2022年6月9日 23時