蜂蜜とお砂糖

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「でも居酒屋とかもガヤガヤしててあんまりだしなぁ…」

「でもごはん屋さんはもうここみたいにラストオーダーだろうね、時間的に…」


私たちがレポートを終えて大学を出た時間がまず遅かったからしょうがない。落ち込む2人がなんだかかわいくて、ふたりならいいかな、なんて…



「…私のおうちで飲む？」



なんて言葉に2人はばっと顔を上げて目を輝かせた。


「いいの…？」

なんて聞いてくるジョシュアくんの顔はすごく嬉しそうで、

うん、って頷くと


「やったぁー！今夜はAのおうちでパーティー！！」

なんてジョンハンくんが嬉しそうに笑った。



そうと決まると早くて、すぐにお会計をしてお店を出た。今日はしっかり割り勘！！2人は嫌そうだったけど…




そしてお家の近くのコンビニでお酒とおつまみを買っていくことにした。2、3本くらい入れたらいっか、なんて思ってたらジョンハンくんとジョシュアくんはコンビニのお酒全部買うの？？ってくらいカゴにたくさんお酒を入れていて、実は2人って酒豪だったんじゃ…！？と少し申し訳なかった。



コンビニのお会計は、家にお邪魔するんだし僕たちが払う！と聞かなくて、2人に払ってもらうことになった。コンビニのお会計であんな額を見たのは初めてだったから少しびっくりしちゃった。






「お邪魔しまーす！」

と既にご機嫌なジョンハンくんと、


「お邪魔します、ごめんね急に」
と少し遠慮気味だけど嬉しそうなジョシュアくん。



2人は家の前まで送ってくれることは何度かあっても、家に上がったことはなかった。2人が遠慮していたのもあったし、ソアちゃんに言われたことを私がすこし気にしていた部分もあったから。


でもこの2人なら大丈夫、と今日初めて2人を部屋にあげた。


一人暮らしだからそんなに広い部屋じゃないけど、しっかり片付けておいてよかった。


2人が部屋にいるのはなんか変な感じだし、普段は狭いと思ったことはないけど、男の子が2人増えると途端に少し窮屈に見えて少し面白い。


「今グラス出すね！」


とキッチンから揃っていないグラスを３つとおつまみを広げるために大きめのお皿を出した。


2人もお客さんが来ると思ってなかったから、おんなじグラスもなくて少し恥ずかしい。


3人で使うにしては小さなテーブルを囲んで、ソジュの注がれたグラスを手に乾杯した。

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