蜂蜜とお砂糖

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そこから2人と親しくなるのに時間はかからなかった。


毎日のように一緒に授業を受けて、わからない課題は手伝いあって、学校が終わったらご飯を食べに行ったりカフェに行って、そんな時間を過ごしていくうちにわたしの生活はジョシュアくんとジョンハンくんの2人といることがほとんどになった。


2人といるようになって大学生活がすごく楽しくて充実したものになった。1人でうんうん唸っていた課題も助け合って、1人で向かってた講義室だって3人で歩いて行って3人で受けた。


そんな日々が嬉しくて楽しくて、わたしは久しぶりにあった幼馴染のソアちゃんに2人のことをたくさん話した。



「ふーん…」

話を一通り聞いたソアちゃんはなんとも言えない顔をしていて…



「…ソアちゃん？」


と聞くと、ソアちゃんは目の前に置かれているアイスラテのストローをいじりながら、


「…Aの1番の友達はわたしだったのに…なんか気に食わない。」


とポツリとつぶやいた。




ソアちゃんは、幼稚園の頃からずっと一緒の幼馴染で、抜けていて鈍感な私をいつも引っ張って導いてくれていた。

高校からはお互いの進路のために別々の学校になったけど、その後も定期的にあっては一緒に他愛もない話をたくさんしている。





「ソアちゃん…かわいい…1番の友達はソアちゃんだけだよ…！」


とソアちゃんに抱きつくと、暑いよ！と言いながらソアちゃんはなんだか嬉しそうだった。


「…とにかく！！！！Aは可愛いんだしその上鈍感なんだから！！気をつけなさいよ！？
友達って言っても男なんだから！部屋に入れたりしたらダメだからね！？」


とソアちゃんが大きい声でそう言った。


「2人ともお家にはまだ来たことないし、大丈夫だよ！女の子みたいに綺麗な顔なんだよ？2人とも」


「顔は関係なーーい！！」

と騒ぐソアちゃんを宥めつつ、目の前のケーキを頬張った。

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